■特別展「PrimArt 霊長類アート展」関連イベント 特別講演会
「絵筆をもったチンパンジー:ヒトはなぜ絵を描くのか」
チンパンジー、ボノボ、ゴリラ、オランウータンなど、
大型類人猿の絵が一同に会する「PrimArt 霊長類アート展」が開かれています。
大型類人猿の絵といっても、かれら「を」描いた絵ではなく、
かれら「が」絵筆をもって描いた絵です。
作品はそれぞれ個性的で、なかなかの力作ぞろい。
作者をふせておいたら、有名な画家が描いたに違いないと思った人もいました。
芸術は、わたしたち人間を特徴づける行動の一つです。
文字のない文化はあっても、芸術のない文化はありません。
でもその行動がなぜ進化したのか、自然淘汰や性選択などのメカニズムでは、簡単に説明できそうにありません。
ヒトはなぜ芸術を生みだし、芸術に魅了されるのでしょうか。
進化の隣人であるチンパンジーと、ヒトの子どもたちに絵筆を握ってもらうことで、そのヒントが見えてきました。
今回は、人類最古の洞窟壁画の話も交えながら、絵を描く心の生まれた背景についてお話しします。
>>特別展「PrimArt 霊長類アート展」についてはこちら
■日時 : 4/29(日) 11:00~12:00
■場所 : 日本モンキーセンター ビジターセンター内ホール
■講師 : 齋藤亜矢先生(京都造形芸術大学准教授)
プロフィール:京都大学理学部卒業、同大学院医学研究科修士課程修了、東京藝術大学大学院修了。博士(美術)。
著書に『ヒトはなぜ絵を描くのか―芸術認知科学への招待』(岩波書店)ほか。
『図書』(岩波書店)にエッセイ「ルビンのツボ」を連載中。
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絵を描くチンパンジーのこども、パル。

講演会のポスター。クリックするとPDFで開きます。
■主催 : 公益財団法人日本モンキーセンター
■共催 : 京都造形芸術大学文明哲学研究所
■協力 : 京都大学 霊長類学・ワイルドライフサイエンス・リーディング大学院
■後援 : 愛知県教育委員会、岐阜県教育委員会、犬山市、犬山市教育委員会