■JMC通信 2009年11月号(通算第17号)

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     J M C 通 信  2009年11月号(通算第17号)

      発行:財団法人日本モンキーセンター
        http://www.j-monkey.jp/

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■目次■----------------------------------------------------

□コラム「物差しは、たくさん持って冷静に」主任学芸員 高野智

□ニュース
  ・サルのごみ箱デザインコンテストの入賞作品発表!
  ・マントヒヒに待望の赤ちゃんが誕生しました!
  ・ピグミーマーモセットの赤ちゃんが元気に育っています!
  ・モナモンキーが死亡しました

□イベント情報
  ・第54回プリマーテス研究会
  ・今週末は○×クイズ♪
  ・12/6(日)まで秋催事開催中!
  ・12/19(土)より冬催事スタート!

□webサイトより
  ・トップページリニューアル!の予告です
  ・「飼育室」更新中

□編集後記
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■コラム「物差しは、たくさん持って冷静に」主任学芸員 高野智

 10月のある日、総合学習の中学1年生たちが、「サルと人間はど
ちらが賢いですか」という質問を持ってやってきました。「人間も
サルだ」といって話を終わらせることもできましたが、この日はし
ばらく付き合ってあげることにしました。

 彼らに賢さの基準を聞いてみると、言語や科学技術といったこと
が挙がってきます。それでは、人間の方が賢いという結論が先にあ
ることになってしまいます。空間認知能力やある種の短期記憶能力
では人間以外の霊長類の方が優れている場合があることを説明して
も、あまり納得していないようです。
 そこで質問を変えることにしました。某国の首相は二酸化炭素の
排出量を25%削減すると宣言したが、実現できると思うか?
 すると彼らはできないと思うとはっきり答えます。科学技術の進
歩の結果、自分の首を絞めてしまう状況に陥っているのに、自分の
首を絞める行為を止められないとは、人間はなんと愚かな生き物で
あろうか?
 かくして彼らは、「人間はサルの中で最も賢くて最も愚かである」
という結論を持って帰ったのでした。

 ヒト以外の霊長類、中でもチンパンジーなど大型類人猿は、性や
暴力をはじめとする人間の暗黒面を戯画化する際に利用されてきま
した。中学生たちもまた、人間が賢いことの証明をサルに求めてモ
ンキーセンターにやってきたわけですが、モンキーセンターの学芸
員がそんなことを許すわけにはいきません。
 サルにはそれぞれの種ごとに進化の歴史があり、それぞれに環境
への適応が見られます。サルを見るときには、人間を頂点とする序
列などという先入観は捨てて、それぞれのサルの素晴らしさを味わっ
てほしいものです。


■ニュース■-----------------------------------------------

●サルのごみ箱デザインコンテストの入賞作品発表!

たくさんのご応募ありがとうございました!
1ヶ月ちょっとという短い募集期間にもかかわらず、総数250点もの
作品をご応募いただきました。上は70代から下は1歳まで、本当に
幅広い方々からご応募いただきました。その中から、3作品選考さ
せていただきました。選ばれた作品はこちらで着色し、園内でごみ
箱として使用させていただきます。

入賞作品は以下のページをご覧ください↓
http://www.j-monkey.jp/event/dustbox/

11/22(日)11:00から表彰式兼、除幕式を開催します!
選ばれた方はもちろん、残念ながら落選してしまった方やご興味が
ある方も、是非ご参加ください♪


●マントヒヒに待望の赤ちゃんが誕生しました!

9月15日と10月24日に、マントヒヒに赤ちゃんが誕生しました!
お母さんの名はクレオとパトラ。お父さんはラムセスです。

クレオとパトラは昨年、長崎県の佐世保市亜熱帯動植物園よりモン
キーセンターへやってきました。もともといたラムセス♂とアルミ
♀とお見合いを経て一緒に暮らせるようになり、繁殖が期待されて
いたのです。

赤ちゃんの名前はクフとカエサル。カエサルはまだパトラに抱かれ
ていることが多いですが、クフはずいぶんクレオと離れて遊ぶよう
になってきました。もうすぐ赤ちゃん2頭で遊ぶ様子も見れると思
います。

マントヒヒはアフリカ館でご覧いただけます。
Webサル図鑑のマントヒヒはこちら↓
http://www.j-monkey.jp/encyclopedia/Cercopithecidae/Papio/Papio.html#P_hamadryas


●ピグミーマーモセットの赤ちゃんが元気に育っています!

9月29日に、真猿類の中では最小のサル・ピグミーマーモセットに
双子の赤ちゃんが生まれました。お母さんの体重ですら、たった
100g程度。赤ちゃんは本当に小さいです。

マーモセット科のサルは、父親や兄姉が協力して子育てをおこない
ます。2頭の赤ちゃんも、家族みんなに大切にされて元気に育って
います。

ピグミーマーモセットは南米館のホールでご覧いただけます。
Webサル図鑑のピグミーマーモセットはこちら↓
http://www.j-monkey.jp/encyclopedia/Callitrichidae/Cebuella/Cebuella.html#C_pygmaea


●モナモンキーが死亡しました

モナモンキーは、かなり高齢でバックヤードにて療養をしていまし
たが、11月11日、残念ながら死亡しました。
1頭のみの飼育でしたので、日本モンキーセンターで飼育している
サル類の種数は72種から71種となりました。


■イベント情報■--------------------------------------------

●第54回プリマーテス研究会

今年のテーマは『里山−持続可能な自然利用−』です。
「プリマーテス研究会」は、サル学発祥の場とも言える伝統のある
研究会です。最近は、研究者だけではなく、動物園関係者、教育関
係者、その他一般の方々とともに、さまざまな視点から議論をおこ
なっています。昨年度に続き今年も里山がテーマですが、わたした
ち日本人にとってはごく身近な自然について、時間と空間のスケー
ルを広げながら考えてみたいと思います。

研究会終了後は懇親会の場を設けておりますので、さらに議論を深
めたり、あるいは、プログラムの中には収まりきらないいろいろな
話をざっくばらんに話し合えれば思います。そちらもどうぞふるっ
てご参加下さい。

日時:11/28(土) 10:25〜
場所:ビジターセンター ホール
参加費:一般1,000円 学生(大学生以下)500円 ※要事前予約
懇親会費:一般・学生2,000円

詳しくは以下のプリマーテス研究会のページをご覧ください。
http://homepage3.nifty.com/~jmc/priken/index.html


●今週末は○×クイズ♪

11/22(日)は、月に一度の「○×クイズ」開催日です!
○か×かで大移動〜 サルに関する○×クイズは、初級問題からか
なりの難問まで、いろいろな問題が出題されます。

最後まで勝ち残った数名様にはオリジナルグッズのプレゼントもあ
りますよ♪ぜひご家族そろってご参加ください。

日時:秋催事期間中の第4週日曜日 13:30〜 ※先着200名様
場所:モンキースクランブル前


●12/6(日)まで秋催事開催中!

あとわずかとなりましたが、12/6(日)まで秋催事開催中!
このあと開催予定のおすすめイベントをお知らせします。

「サルと楽しむ秋の味覚」・・・・・・・・11/29(日)、12/6(日)
「博物館の裏側探検」・・・・・・・・・・11/30(月)の1回のみ
「どんぐりをさがしてくらべてみよう」・・12/5(土)の1回のみ

秋催事の詳細はこちら→http://www.j-monkey.jp/event/


●12/19(土)より冬催事スタート!

冬催事は12/18(土)より始まります!
今年50周年を迎える冬の風物詩「たき火にあたるサル」は、例年通
り冬至である12/22(火)から開催予定。もちろん、大人気「ほかほ
かおイモタイム」もあります♪

また、遊園地が閉園し動物園のみ営業する日は「動物園スペシャル
DAY」として、入園料超割引、駐車場無料となります!

詳しくはJMC通信12月号にてお知らせしますので、お楽しみに!


■webサイトより■-------------------------------------------

●トップページリニューアル!の予告です

園内マップのリニューアルに続き、次回のリニューアルは、トップ
ページが模様替えする予定です!

モンキーセンターのホームページは、業者に依頼するのではなく、
職員が手作りで作っています。現在、鋭意作業中です。
JMC通信12月号で「リニューアルしました!」とお知らせできるよ
うに、がんばって進めていきますので、お楽しみに。


●「飼育室」更新中!

最近の更新は・・・
vo236「ピークは11月下旬」2009/11/13更新
vo235「おだやかじゃない」2009/11/10更新
vo234「水温18度」2009/11/3更新

「飼育室」はこちら→http://www.j-monkey.jp/keeper/


■編集後記■------------------------------------------------

サルが団子になる季節がやってきました。
まだ4、5頭の団子ですが、これから寒さが増してくると10頭前後の
巨大な団子が見られるようになります。

ワオキツネザルのサル団子は、大きな塊から顔がニョキニョキ出て、
シマシマのしっぽがあちこちで絡み合い、異様な塊になります。
こんな風景を見て季節の移り変わりを感じることができるのは、モ
ンキーセンターならではの趣(!?)かもしれません。(赤)


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発行:財団法人日本モンキーセンター
   〒484-0081 愛知県犬山市犬山官林26
   TEL:0568-61-2327 FAX:0568-62-6823
   URL:http://www.j-monkey.jp ←登録・解除はこちらから
動物取扱業の表示:業種:展示 動尾第510号
登録:平成19年5月31日 有効:平成24年5月30日 取扱責任者:加藤章
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※日本の動物園等で飼育されている霊長類の種数は102種類です。(2015年3月31日時点、GAIN調べ。種間雑種その他の分類不明なものは除く。)
公益財団法人 日本モンキーセンター
〒484-0081 愛知県犬山市犬山官林26番地 TEL:0568-61-2327 FAX:0568-62-6823
動物取扱業:公益財団法人日本モンキーセンター 愛知県犬山市大字犬山字官林26番地
業種:展示 動尾第510号 業種:貸出し 動尾第509号 登録:平成19年5月31日 有効:平成34年5月30日 取扱責任者:木村直人