■JMC通信 2010年10月号(通算第28号)

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     J M C 通 信  2010年10月号(通算第28号)

      発行:財団法人日本モンキーセンター
        http://www.j-monkey.jp/

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■目次■----------------------------------------------------

□コラム「十人十色、千種千色」学芸員 神田恵

□ニュース
  ・危険度アップ!「進化の異端児 有害有毒生物展」
  ・10/17(日)に設立54周年を迎えました
  ・パタスモンキーのメスが仲間入り!

□イベント情報
  ・モンキーセンターで飛行機を撮ろう!
  ・秋ならではのイベントがスタート!
  ・第55回プリマーテス研究会を開催します。
  ・たいけん!モンパちっく 秋時間割で開催中!
  ・実験!体感!サイエンス! 10/30(土)予約受付中!

□webサイトより
  ・「飼育室」更新中!

□編集後記


■コラム「十人十色、千種千色」学芸員 神田恵---------------

 鶸(ひわ)、鴇(とき)、鶯(うぐいす)、翡翠(ひすい)、
烏羽(からすば)、銀鼠、海老茶、杏、菖蒲、蒲公英(たんぽぽ)、
珊瑚・・・

 みなさんは、これらが何の名前かわかりますか? これらは、全
て生き物の名前が入った色の名前です。日本では古来より四季の
草花や動物になぞらえて、さまざまな色を表現してきました。日
本の伝統色の総数は、一説には400色以上ともいわれています。着
物の色や歌に登場する多種多様な色は、自然の多様性をそのまま
示すものだったのです。

 サルの世界でも、種によって多種多様な色が見られます。特に
秋から冬にかけて鮮やかな「赤」を見せてくれるのは、ニホンザ
ルたちです。彼らは今ちょうど恋の季節を迎え、そわそわと落ち
着かなくなっている個体がいますが、仕草だけでなく、もともと
ピンク色だった顔やお尻も鮮やかな鮮紅色に変化しています。こ
の色は、異性にアピールする役割をもっています。オスたちは、
まるで歌舞伎の「隈取(くまどり)」を施しているかのようにた
くましさをアピールし、またメスたちは紅のお化粧で華やかさを
競っているようです。

 しかし、近年生物の多様性はおびやかされつつあります。色の
名前となった生物の中にも絶滅の危機に追いやられている種がい
ます。上にあげた鴇色の由来となったトキは、19世紀頃までは日
本を含む東アジアに広く分布している一般的な鳥でしたが、今や
野生では数百羽、日本では人工的に繁殖させた中国生まれの子孫
がいるのみです。このままでは、「鴇」という色は生物図鑑や色
辞典の中でしか見られなくなってしまうかもしれません。

 ただいま名古屋では「生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)」
が開催中です。生物たちが見せてくれるカラフルな世界をモノク
ロに変えないためにも、私たちは自然の多様性を守るために何が
できるかを考えていかなければならないでしょう。


■ニュース■-----------------------------------------------

●危険度アップ!「進化の異端児 有害有毒生物展」

先月のJMC通信にてカモノハシのご紹介をしましたが、さらに驚く
べき有毒生物の標本が特別展に仲間入りしました!

鳥類なのに有毒生物!?全身に毒をもつ「ズグロモリモズ」と、
唾液に毒をもつ哺乳類「ブラリナトガリネズミ」です。
毒のある生物を集めた特別展は数あれど、希少な有毒ほ乳類&鳥
類までがそろった展示はおそらく日本初!

これらの標本の希少性から、展示ケース周辺は少し照明を落とし、
標本を傷めない特殊なライトで照らしています。少し見にくいか
もしれませんが、まさに”異端児”の鳥類と哺乳類を、ぜひご覧
ください!


●10/17(日)に設立54周年を迎えました

設立記念日のこの日、動物慰霊祭をおこないました。
私たちスタッフにとって、毎年10月17日は特別な日。今まで亡く
なった多くのサルたちに感謝し供養する日です。読経や弔辞を聞
きながら涙するスタッフも、、、。この1年で、チンパンジーのア
キコをはじめ30種86頭が加わりました。

今年は日曜日となったため、来園者の皆さまにもご参列いただき
ました。予想以上に多くの方が手を合わせてくださり、とても暖
かい気持ちになりました。ご参列いただいたみなさま、ありがと
うございました。


●パタスモンキーのメスが仲間入り!

9月21日、東山動物園からパタスモンキーのメスがやってきました!
健康チェックと”お見合い”を経て、無事に仲間入りしました。
モンキーセンターに元からいるメスよりも一回り小さく、鼻の頭
が黒いのが特徴です。アフリカ館にお越しの際は、ぜひ会っていっ
てくださいね!

Webサル図鑑のパタスモンキーはこちら↓
http://www.j-monkey.jp/encyclopedia/Cercopithecidae/Erythrocebus/Erythrocebus.html


■イベント情報■-------------------------------------------

●モンキーセンターで飛行機を撮ろう!

航空自衛隊岐阜基地で航空祭が開催される10月24日(日)、日本モ
ンキーセンター上空を通過する航空機を撮影しませんか?
山間から現れる編隊飛行や、太陽の塔、サルたちと航空機が一緒
にフレームに収まった不思議な組み合わせが撮影できるのは、モ
ンキーセンターならではです♪

航空祭会場に比べると、らくらく駐車!ご家族サービスOK!
園内のベスト撮影スポットをご紹介します!

※航空祭開催に合わせて実施しますので、天候等による実施の有
無は航空自衛隊岐阜基地にご確認ください。


●秋ならではのイベントがスタート!

10月後半より、秋ならではのイベントがスタートします!
以下、全て集合はビジターセンター、時間は13:30からです。
それぞれ定員がありますので、参加はお早目に!

・自然体験ゲーム:10/23(土)、30(土)、11/6(土)
・イモ掘り体験:11/13(土)、27(土)
・どんぐりをさがしてくらべてみよう:11/20(土)、12/4(土)

詳しくはこちら→http://www.j-monkey.jp/event/


●第55回プリマーテス研究会を開催します。

第55回プリマーテス研究会
「美しい東南アジアの自然 −そこではぐくまれてきたものたち−」

東南アジアの熱帯林は生物多様性豊かな地域としてしられていま
す。今回は植物相と動物相に詳しいそれぞれの専門家をお招きし、
その魅力を再認識したいとおもいます。
霊長類も、その生物多様性を形成する重要な一員です。東南アジ
アには実に多くの霊長類が生息します。元来、アジアの人々はサ
ルとうまく共存してきました。しかし、近年、人間活動が彼らの
生息域をいちじるしく劣化させてきました。
本研究会は、生態系の持続性を願って、東南アジアの自然を見つ
める機会にしたいと思います。

日時:2010年11月27日(土)−28日(日)
場所:(財)日本モンキーセンター内ビジターセンター
参加費:一般2000円 学生1000円 高校生以下500円
懇親会費:2000円

後援:愛知県教育委員会、岐阜県教育委員会、犬山市、犬山市教育委員会
世話人:西田利貞・清水大輔・大橋岳(日本モンキーセンター)

[ホームページ]
http://homepage3.nifty.com/~jmc/priken/55th_prg.html

参加には事前に申し込みが必要です。
参加申し込みは以下のサイトからお願いいたします。
http://homepage3.nifty.com/~jmc/priken/pri55/pri55hp.html

不明な点などございましたら、
以下のメールアドレス宛にご連絡ください。
primates.meeting@gmail.com


●たいけん!モンパちっく 秋時間割で開催中!

動物園の飼育員や遊園地の係員の仕事が体験できるよ!
秋の新授業も登場!

日時:特定日を除く土日
 (1)10:30〜 (2)13:00〜 (3)14:00〜 (4)15:00〜
参加費:200円〜
所要時間 :30分〜1時間程度
秋の新授業:サルの個体識別体験、サルの巣箱作り体験
      新おやつ作り体験、アイスクリーム作り体験
体験メニューや時間割など、詳しくはこちら↓
http://www.japan-monkeypark.jp/event/2010spring_show.html


●実験!体感!サイエンス! 10/30(土)予約受付中!
 『シューティングライド・デュエルで光を学ぼう!』

日時:10/30(土) 10:30〜12:00
参加費:700円("学べるおみやげ"つき♪)
対象:小学生以上 (小学3年生までは保護者同伴)
申込方法:事前にお電話でお申し込みください(0568-61-0870)
     当日も空きがあれば参加OK!直接ビジターセンターへ
当日のスケジュールなど、詳しくはこちら↓
http://www.j-monkey.jp/event/science/


■webサイトより■-------------------------------------------

●「飼育室」更新中!

最近の更新は・・・
vo284「やっと秋が・・・」2010/10/14更新
vo283「寝相」2010/10/10更新
vo282「今年も生りました!」2010/10/2更新

「飼育室」はこちら→http://www.j-monkey.jp/keeper/


■編集後記■------------------------------------------------

54周年、、、ということは、来年は55周年です!!
55周年記念で、何もしないというわけにはいきませんよね??

どんな記念事業になるかと言いますと、、、いや、まだ言えません!
きっと皆さまに喜んでいただけると思いますので、ドドーン!と
ご紹介する時まで、今しばらくお待ちくださいませ♪(赤)

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発行:財団法人日本モンキーセンター
   〒484-0081 愛知県犬山市犬山官林26
   TEL:0568-61-2327 FAX:0568-62-6823
   URL:http://www.j-monkey.jp ←登録・解除はこちらから
動物取扱業の表示:業種:展示 動尾第510号
登録:平成19年5月31日 有効:平成24年5月30日 取扱責任者:加藤章
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※日本の動物園等で飼育されている霊長類の種数は102種類です。(2015年3月31日時点、GAIN調べ。種間雑種その他の分類不明なものは除く。)
公益財団法人 日本モンキーセンター
〒484-0081 愛知県犬山市犬山官林26番地 TEL:0568-61-2327 FAX:0568-62-6823
動物取扱業:公益財団法人日本モンキーセンター 愛知県犬山市大字犬山字官林26番地
業種:展示 動尾第510号 業種:貸出し 動尾第509号 登録:平成19年5月31日 有効:平成34年5月30日 取扱責任者:木村直人