■JMC通信 2012年6月号(通算第48号)

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 JMC通信 2012年6月号(通算第48号)  財団法人日本モンキーセンター

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■目次■----------------------------------------------------------------

□コラム「アフリカでの調査」 リサーチフェロー 大橋岳

□ニュース
  ・エリマキキツネザルに赤ちゃんが生まれました
  ・スーパーサマースクールと体験キャンプ、今年も開催決定!
  ・「霊長類ガイドブック」通信販売受付中!
  ・前々園長の小寺重孝氏が6/14に逝去されました

□イベント情報
  ・おしごと体験 今後のメニュは・・・
  ・キッズ・プロデュース・ズー 6月・7月・8月分受付中!
  ・第8回アニマルフォトコンテスト 募集中!

□教員&団体指導者向け情報
  ・秋の校外学習・下見の極意

□webサイトより
  ・「飼育室」更新中!
  ・「獣医室」更新!

□編集後記


■コラム「アフリカでの調査」 リサーチフェロー 大橋岳------------------

野生チンパンジーの生態を調査するために、ギニア共和国(西アフリカ)のボッ
ソウというところに2か月ほど滞在しておりました。数日前に帰国したところで、
まだ時差の違いに体がとまどっているところです。ギニアへの渡航は15回目。そ
れでも毎回、新鮮な驚きに接し興味が尽きるということはありません。

最近は、隣国リベリアへも足を運んでいます。ボッソウはリベリアとの国境から
10キロも離れていないのです。周辺にすむチンパンジーたちについてもっともっ
と詳しく知りたい。そのような思いを胸に、国境を越えて新たな地域を探索して
いくのですが、これがなかなかたいへんです。国が違うので言葉や行政機関が異
なる、というだけでなく、地域の方々の私たちへの反応が異なります。
「チンパンジーを捕まえて、連れて帰るのか。」
観察するだけの研究なんて、誰も信じてくれません。森にようやく入ることがで
きても、チンパンジーに出会うのは困難です。このような体験を終えて、ホーム
グランドであるボッソウに戻ると「なんて楽園のような環境なんだ」といつもし
みじみと思います。

ボッソウでの研究には歴史があります。1976年から継続して調査がおこなわれて
いますから、30年以上に及ぶ長期調査です。そのなかで地域住民の方々のみなら
ず、チンパンジーにも受け入れられる環境になっています。現地のアシスタント
についていけば、30分もしないうちにチンパンジーを発見できます。チンパンジー
は立ち去ることなく彼らの暮らしをさらけ出してくれます。観察を終えて下山す
れば、冷たく清潔な井戸水を飲むことができます。鍵のかかる私たちの拠点があ
ります。このありがたい環境は、なにより先輩方の築いてくれた財産です。

日本モンキーセンターは、日本人初のアフリカにおける類人猿学術調査隊を1958
年に派遣したということもあり、歴史的に貴重な当時の調査機材などが残ってい
ます。そのあと、日本人によって継続して調査がおこなわれており、資料は蓄積
されています。わたしたち若輩者が収集した資料もその一部です。「アフリカ」
と題した特別展では、これらを紹介していますので、足を運んでくださればと思
います。また、最近の調査風景はフェイスブックにて写真などをアップしていま
すので、こちらもぜひご覧ください。
https://www.facebook.com/japanmonkeycentre

さて、さきほど「楽園」と表現したボッソウですが、チンパンジーにとってはか
ならずしもそうではありません。森林への人為的インパクトは大きく、少子高齢
化も進んでいます。かれらが将来にわたっても生存していってほしいという願い
のもと、今回、現地アシスタントとともに18000本の苗木を植えてきました。
GRASP-Japanのサイトでは大型類人猿の保全活動について紹介していますので、
こちらもあわせて気にかけてくだされば幸いです。
http://www.grasp-japan.org/


■ニュース■------------------------------------------------------------

●エリマキキツネザルに赤ちゃんが生まれました

5/10、エリマキキツネザルのジル(♀)に赤ちゃんが生まれました!
昨年の赤ちゃんは双子でしたが、今年は1頭でした。生まれて間もないころは巣
箱の中にいることが多かったのですが、最近は室内の運動場内で動き回っている
姿をよく見かけます。マダガスカル館通路側からガラス越しにご覧いただけます。
元気に遊んでいる姿をぜひご覧ください。
写真はこちら→http://www.j-monkey.jp/news/


●スーパーサマースクールと体験キャンプ、今年も開催決定!

今年の夏休みも、子どもたちだけで参加する1泊2日のスーパーサマースクールと
体験キャンプを開催します!!スーパーサマースクールは東京、大阪、名古屋か
ら募集し、飼育体験はもちろん、自分だけの「サルとヒトの進化図鑑」づくりや
石器づくり体験などを通じてしっかり学びます。体験キャンプは飼育体験など動
物園での活動に加え、プールや遊園地も楽しめます。

スーパーサマースクール出発日:
   【東京・名古屋・大阪発】7/30(月)、8/6(月)、8/22(水)
対象:小学4〜6年生・中学1年生
詳しくは→http://www.j-monkey.jp/event/camp/2012SSS/

体験キャンプ出発日:【名古屋発】8/1(水) 【三河発】8/20(月)
詳しくは→http://www.j-monkey.jp/event/camp/2012summer/


●「霊長類ガイドブック」通信販売受付中!

100種以上の霊長類を紹介した「霊長類ガイドブック」、好評発売中です!
遠方の方は、もちろん通信販売もいたします!
【お名前・郵便番号・ご住所・お電話番号・購入冊数】を明記の上、 日本モン
キーセンター学芸担当(TEL:0568-61-2327、FAX:0568-62-6823、e-mail:info
@j-monkey.jp)までご連絡ください。
詳しくは→http://www.j-monkey.jp/news/20120427guidebook/


●前々園長の小寺重孝氏が6/14に逝去されました

日本モンキーセンター附属博物館世界サル類動物園の園長を1999年まで務めてお
られた小寺重孝氏が、6/14、肝臓がんで逝去されました。77歳でした。
小寺重孝氏は1976年から1999年までの24年間にわたり園長を務められ、その間に
は世界で初めてのテングザルの飼育と繁殖の成功、日本で初めてのキンシコウの
飼育展示、100種を超えるサル類の飼育展示の実現などに尽力されました。
ご冥福をお祈りいたします。


■イベント情報■--------------------------------------------------------

●おしごと体験 今後のメニューは・・・

モンキーセンターで飼育員のお仕事を体験してみよう!今後の開催予定は・・・
6/23(土) ゴリラ&チンパンジーのエサ分け体験
6/24(日) 飼料体験
6/30(土) ワオキツネザルのおやつ作り体験 ※雨天時は飼料体験に変更
7/ 1(日) ワオキツネザルのおやつ作り体験 ※雨天時は飼料体験に変更
参加費、年齢制限など詳しくは→http://www.j-monkey.jp/event/index.html#job


●キッズ・プロデュース・ズー 6月・7月・8月分受付中!

夏休みの思い出にキモカワな小動物たちとふれあえる施設「KIDSZOO」で飼育員
体験をしてみませんか?場内の掃除から、体重測定、包丁を使ってエサ切り、エ
サあげなど…飼育員さんのおしごとを家族で体験できちゃいます♪

お世話をするいきもの:ウサギ、モルモット、カメ、トカゲなど
時間:10:00〜12:00   ※一部お受付できない日があります
対象:小学生以上
参加費:1組様(ご家族)5,000円(1日2組様限定・事前予約制)


●第8回アニマルフォトコンテスト 募集中!

動物をテーマとした写真を大募集!園外の写真やサル以外の動物の写真でもOKで
す。Webからもご応募いただけます♪(旧モンキーフォトコンテスト)
募集〆切:9/30(日)
詳しくは→http://www.j-monkey.jp/photo.html


■教員&団体指導者向け情報■--------------------------------------------

●秋の校外学習・下見の極意

夏休み中に、秋の校外学習の下見を予定しておられる先生も多いのでは!?
そこで、学芸員から見た「下見の極意」をこっそりお教えいたします。

極意1)学習プログラムは先着順!まずは電話で仮予約がおススメです。
極意2)下見は入園無料!ぜひたくさんの先生でお越しください。
極意3)ねらいを明確に!何を学びたいか、どんどんリクエストをしてください。
極意4)先生ご自身が楽しんで!それが一番、子どもたちに伝わると思います。

学習利用について詳しくは→http://www.j-monkey.jp/education/


■webサイトより■-------------------------------------------------------

●「飼育室」更新中!

最近の更新は・・・
「vo375牛乳」2012/6/9更新
「vo374サル〇〇〇〇ラ」2012/6/1更新
「vo373勝負の行方は?」2012/5/27更新
「vo372モンキーバレイの赤ちゃん」2012/5/18更新
「飼育室」はこちら→http://www.j-monkey.jp/keeper/


●「獣医室」更新!

「パタスモンキー編」2012/6/10更新
「獣医室」はこちら→http://www.j-monkey.jp/veterinarian/


■編集後記■------------------------------------------------------------

小寺元園長に初めてお会いしたのは、私がまだ学生の頃でした。その時、すでに
小寺元園長はモンキーセンターを退職されていたと思いますが、とても情熱的に
ゴリラの飼育について語ってくださったのを覚えています。退職されても動物一
筋でいらっしゃった小寺元園長の棺には、ゴリラのぬいぐるみが供えられていま
した。天国でも動物たちと一緒であられますように・・・(赤)

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発行:財団法人日本モンキーセンター
〒484-0081 愛知県犬山市犬山官林26 TEL:0568-61-2327 FAX:0568-62-6823
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動物取扱業の表示:財団法人日本モンキーセンター
愛知県犬山市大字犬山字官林26番地 業種:展示 動尾第510号
登録:平成19年5月31日 有効:平成29年5月30日 取扱責任者:加藤章
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※日本の動物園等で飼育されている霊長類の種数は102種類です。(2015年3月31日時点、GAIN調べ。種間雑種その他の分類不明なものは除く。)
公益財団法人 日本モンキーセンター
〒484-0081 愛知県犬山市犬山官林26番地 TEL:0568-61-2327 FAX:0568-62-6823
動物取扱業:公益財団法人日本モンキーセンター 愛知県犬山市大字犬山字官林26番地
業種:展示 動尾第510号 業種:貸出し 動尾第509号 登録:平成19年5月31日 有効:平成34年5月30日 取扱責任者:木村直人