■新JMC通信 2014年6月号(通算第3号)

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  公益財団法人日本モンキーセンターからのお知らせ(新JMC通信)
            2014年6月号(通算第3号)

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■目次■----------------------------------------------------------------

□コラム「新しいボノボの研究フィールド」園長 伊谷原一

□ニュース
  ・幸島研修が始まりました!
  ・ボンネットモンキー、シシオザル、コモンマーモセットに赤ちゃん誕生!
  ・友の会、インターネットでの入会受付スタート!

□イベント情報
  ・夏休み1日飼育員体験&1日霊長類学入門 開催決定!
  ・おしごと体験 今後のメニューは・・・

□教員&団体指導者向け情報
  ・キュレーターが考える「良い下見」と「悪い下見」

□webサイトより
  ・「飼育室」更新!
  ・「獣医室」更新!

□編集後記


■コラム「新しいボノボの研究フィールド」園長 伊谷原一(6/11執筆)--------

今週末、6月14日(土)から私はコンゴ民主共和国(旧ザイール共和国)に渡航
します。同国訪問が何度目になるのかもう忘れてしまいましたが、初めて行かせ
てもらった時から今年で31年目になります。この間、平穏な日々、経済悪化、暴
動、内戦、そして政権交代などさまざま変遷を見つめてきました。

かつては同国赤道州の奥地、ワンバという村に通いつめていました。ここにはボ
ノボ研究のパイオニア、加納隆至先生(京都大学名誉教授)が設立した調査基地
があり、現在も日本人研究者によって維持・管理されています。一時は政情不安
で危険度が高かった同国も少し落ち着きを取り戻し、最近では若い研究者や大学
院生も通うようになっています。

さて、私が今回訪問するのは上述のワンバではなく、首都キンシャサからワンバ
よりもずっと近いバンドゥンドゥ州のマレボという地域です。実は、ここにもボ
ノボが生息しているのです。以前からボノボがいるという噂は聞いていたのです
が、それを確認する余裕はありませんでした。しかし昨年の10月、初めて同地を
訪れボノボたちと出会うことができました。驚いたことに、現地の村人が運営す
るNPOによって、マレボのボノボたちはかなり人付けが進んでいました。村人た
ちはエコツーリズムを目的に地道な努力を続けてきたのです。ボノボを食用にし
ないというマレボの習慣も良い結果を導いたのでしょう。本格的な研究をする上
ではまだ十分とは言えませんが、ある程度の距離まで近づけますし、短時間なら
観察も可能です。

この地域はアフリカ中央部に広がる熱帯多雨林の南限にあたり、森林と草地のモ
ザイクという特異的な植生環境を呈しています。純粋な熱帯雨林居住者だと考え
られていたボノボがこのような環境に棲んでいたことはもう一つの驚きでした。
村人たちがエコツーリズムを進める一方で、マレボ地域はボノボ研究の新たフィー
ルドとして高いポテンシャルを保っていることは間違いないでしょう。まだわた
したちが知らない事実や興味深い現象を、マレボのボノボたちが垣間見せてくれ
るかもしれません。今回の旅、そしてマレボのボノボたちについてはあらためて
ご報告したいと思います。


■ニュース■------------------------------------------------------------

●幸島研修が始まりました!

飼育動物を通じて動物たちの野生の姿を伝えていくためには、スタッフ自身が野
生の姿を知らなくてはなりません。そこで、京都大学野生動物研究センターと、
京都大学霊長類学ワイルドライフサイエンスリーディング大学院のご協力のもと、
スタッフ数名ずつで、まずは日本の霊長類学発祥の地でもある幸島へ、研修に行
くことになりました。今後のレポートをお楽しみに!


●ボンネットモンキー、シシオザル、コモンマーモセットに赤ちゃん誕生!

5/10 ボンネットモンキーが、5/26にシシオザルが、5/29にコモンマーモセット
が出産しました!どの赤ちゃんも元気に育っています。
コモンマーモセットは通常双子を生みますが、今回は3つ子でした。お母さんの
乳首は2つしかなく3つ子を育て上げるのは難しいと判断し、1頭は人工哺育をし
ています。
写真等はこちら→http://www.j-monkey.jp/news/


●友の会、インターネットでの入会受付スタート!

ご要望にお応えして、来園しなくとも友の会に入会できるようになりました!
必要事項と写真をメールでお送りいただき、料金をお振込ください。確認次第、
参加証を郵送にてお届けいたします。
「こんどJMCに行くので、さっそく入園フリーと駐車場無料を使いたい!」とい
う方はもちろん、「遠くからでも活動をサポートしたい!」という方にも、
ぜひ友の会に入っていただき応援してください。会費は飼育個体の福祉向上や野
生霊長類の保全のために活用されます。
詳しくは→http://www.j-monkey.jp/information/friends/


■イベント情報■--------------------------------------------------------

●夏休み1日飼育員体験&1日霊長類学入門 開催決定!

夏休み、丸1日かけてJMCで学んでみませんか?飼育員の仕事を体験しながら学ぶ
「1日飼育員体験」と、実習も交えながら霊長類学を学ぶ「1日霊長類学入門」の
2つを企画しました。

「1日飼育員体験」・・・・8/7(木)、8(金)に開催。対象は小学3〜6年生
   詳しくは→http://www.j-monkey.jp/event/camp/2014summer/
「1日霊長類学入門」・・・8/25(月)に開催。対象は小学4年生〜中学生
   詳しくはもう少々お待ちください


●おしごと体験 今後のメニューは・・・

 ◆リスザルのおやつ作り体験:6/21(土)、22(日)
 ◆葉っぱ集め体験:6/28(土)、29(日)
 ◆ワオキツネザルのおやつ作り体験:7/5(土)、6(日)
参加費など詳しくは→http://www.j-monkey.jp/event/index.html#job


■教員&団体指導者向け情報■--------------------------------------------

●キュレーターが考える「良い下見」と「悪い下見」

「良い」「悪い」と書くと極端かもしれませんが、毎年たくさんの先生方と下見
でお話ししている中で、考えることがあります。
「学習内容はお任せします」と言われてしまうと、少しがっかりします。いつも
子どもたちに接している先生だからこそ、どんなことを学ばせたいか、話合って
いただけるとうれしいです。
一方で、下見の際に熱心に見学してくださったり、興味を持ってたくさん質問し
てくださる先生方は、きっと子どもたちにも期待感が伝わるのでしょう、来園時
に子どもたちの目が輝いているように思います!
私たちキュレーターが思っていること、秋の校外学習の下見のご参考になれば幸
いです。


■webサイトより■-------------------------------------------------------

●「飼育室」更新!  http://www.j-monkey.jp/keeper/
vo465「のんびり」2014/6/15更新
vo464「暑くなってきました」2014/6/5更新
vo463「夏を感じる時」2014/6/1更新
vo462「夕食の準備」2014/5/24更新

●「獣医室」更新!  http://www.j-monkey.jp/veterinarian/
「フランソワルトン編」2014/6/5更新


■編集後記■------------------------------------------------------------

4月から設定された休園日。日ごろできない園内整備や飼育環境改善などの作業
を進める中で、ちょっとした楽しみがあります。それは、園内の芝生でお弁当を
広げること(笑)。今までできなかった、スタッフならではの”夢”でした。(赤)

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発行:公益財団法人日本モンキーセンター
〒484-0081 愛知県犬山市犬山官林26 TEL:0568-61-2327 FAX:0568-62-6823
URL:http://www.j-monkey.jp ←登録・解除はこちらから
Facebook:https://www.facebook.com/japanmonkeycentre
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※日本の動物園等で飼育されている霊長類の種数は102種類です。(2015年3月31日時点、GAIN調べ。種間雑種その他の分類不明なものは除く。)
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動物取扱業:公益財団法人日本モンキーセンター 愛知県犬山市大字犬山字官林26番地
業種:展示 動尾第510号 業種:貸出し 動尾第509号 登録:平成19年5月31日 有効:平成34年5月30日 取扱責任者:木村直人