■新JMC通信 2015年4月号(通算第13号)

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  公益財団法人日本モンキーセンターからのお知らせ(新JMC通信)
            2015年4月号(通算第13号)

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■目次■----------------------------------------------------------------

□コラム「変わりゆく野生」園長 伊谷原一

□ニュース
  ・マダガスカル館の放飼場に植樹しました!
  ・エンペラータマリンが死亡しました
  ・新しくキュレーターが着任しました
  ・アドバイザー就任が発令されました

□イベント情報
  ・京大モンキー日曜サロン 4/19(日)、5/17(日)、6/28(日)に開催!
  ・キュレーターズガイド 今後の予定は、、、
  ・写生大会 募集中!
  ・2015年度京大モンキーキャンパス 募集中!

□webサイトより
  ・「飼育室」更新中!

□編集後記


■コラム「変わりゆく野生」園長 伊谷原一--------------------------------

私は1994年以来、西部タンザニアのウガラという地域で野生チンパンジーの調査
をしています。この地域の植生は“ミオンボ乾燥疎開林”と呼ばれ、5〜10月の
乾季は雨がほとんど降りません。本来は森林の居住者とされるチンパンジーです
が、彼らはこのような極度に乾燥した地域にも住んでいて、ここがアフリカ大陸
におけるチンパンジー分布域の東限になっています。ウガラは、アフリカ中央部
の熱帯多雨林と東部のアカシア・サヴァンナの中間に位置することから、アフリ
カゾウ、バッファロー、ライオンといったサヴァンナを代表する動物と、チンパ
ンジーやダイカーなど森林性の動物が共存する希有な環境です。人類が誕生した
環境と類似していることが指摘されており、ここでチンパンジーや野生動物を研
究することは、人類進化の謎を解明するうえで大きな知見をもたらすでしょう。

ウガラ盆地は2800km2という広大な面積を有する無人地帯です。この地はかつて
トングウェという人々のテリトリーでしたが、1967年に導入されたウジャマー政
策(ウジャマーは「友愛」という意味で、共同体的村落を形成する計画)によっ
て、人々は村落に定住して集約農業に従事することを強いられました。その後、
水の確保が困難で、丘陵地帯で岩場の多いウガラに人が入植することはなく、野
生動物の聖地として残されてきました。

しかしここ数年、ウガラの環境は大きく変容しはじめています。以前から自家消
費用の密猟や伐採は見られていましたが、最近ではブッシュミートを目的とした
組織的な密猟や大規模な伐採が横行しています。さらに拍車をかけるように、タ
ンザニア北東部に居住しているスクマやブルンディのツチといった牧畜民が、数
百頭単位の牛群とともにウガラに遊牧にやってくるようになりました。彼らはあ
る場所に一時的に滞在して牛に下生えを食ませ、そこが裸地になると次の場所へ
移動していきます。また、仮小屋を建てたり木炭を作るために樹木を伐採します。
彼らが去った後は、いたる所に牛糞が散らばった荒れ野が残るだけです。また、
農耕に向けた開発もはじまっています。樹木を全て切り倒し、火入れをして畑作
用の土地に改良していくのです。ウガラの野生が姿を消す日はそう遠くないのか
もしれません。


■ニュース■------------------------------------------------------------

■マダガスカル館の放飼場に植樹しました!

キツネザルたちが、木からなっている果物を自由に採食できるようになったらい
いなという思いで、 マダガスカル館の放飼場に果樹の苗木を植えました。
詳しくは→http://www.j-monkey.jp/news/index.html#20150414_tree


■エンペラータマリンが死亡しました

3/29(日)、エンペラータマリンのブリットが亡くなりました。
胸水症による呼吸不全でした。
詳しくは→http://www.j-monkey.jp/news/index.html#20150331_emperor


■新しくキュレーターが着任しました

4/1(水)より、キュレーターとして着任しました早川卓志と申します。アフリ
カのチンパンジーを中心に、いろいろな霊長類の遺伝子の研究をしてきました。
モンキーセンターで暮らす70種近い霊長類の多様な個性にびっくりしています。
この私自身が感じている多種多様な霊長類の「面白さ」を、お客様にもお伝えで
きるようがんばりますので、これからどうぞ、よろしくお願いします!
(学術部 早川卓志より)


■アドバイザー就任が発令されました

打越万喜子(京都大学 霊長類研究所)
森村成樹(京都大学 熊本サンクチュアリ)
野上悦子(京都大学 熊本サンクチュアリ)
以上の3名に、4/1(水)よりアドバイザーに就任していただきました。
尾池理事長から辞令交付されました。
附属動物園における動物福祉の向上と実践について動物園長を補佐します。


■イベント情報■--------------------------------------------------------

●京大モンキー日曜サロン 4/19(日)、5/17(日)、6/28(日)に開催!

4/19(日) 「早老症のサル、シワコの話」 大石高生先生
5/17(日) 「アフリカの熱帯雨林でゴリラと暮らす」 坪川桂子先生
6/28(日) 「障害をもつチンパンジーの幸せを考える」櫻庭陽子先生
その後も月1〜2回開催いたします!
詳しくは→http://www.j-monkey.jp/event/salon/


●キュレーターズガイド 今後の予定は、、、

「新世界ザルの魅力」(赤見):4/18(土)、25(土)、5/2(土)、6(水・祝)
「サルの体の形と動きを調べよう」(高野):4/26(日)、5/4(月・祝)、10(日)
「テナガザルに親しもう」(綿貫):4/29(水・祝)
「『日本でここだけ!』に会いに行こう」(綿貫):5/5(火・祝)
「なぜその名前? サルの学名の話」(新宅):5/3(日)、9(土)
「見に行こう、サルたちの食卓」(早川):5/16(土)
詳しくは→http://www.j-monkey.jp/event/index.html#curator


●写生大会 募集中!

モンキーセンター創設以来、毎年春に開催している歴史ある写生大会です。
5/31(日)まで募集中!
詳しくは→http://www.j-monkey.jp/event/pictur/


●2015年度京大モンキーキャンパス 募集中!

今年も6月〜11月の月1回連続講座として開講します!残席あとわずか!
詳しくは→http://www.j-monkey.jp/event/college/campus2015/


■webサイトより■-------------------------------------------------------

●「飼育室」更新中!  http://www.j-monkey.jp/keeper/

vo504「ご紹介」2015/4/16更新
vo503「春ですね」2015/4/7更新
vo502「背中デビュー!」2015/3/28更新


●「獣医室」更新!  http://www.j-monkey.jp/veterinarian/

「ポト編」2015/4/1更新


■編集後記■------------------------------------------------------------

今だから言えるトーーク!! ちょうど1年前頃を振り返ってみると、、、
運営体制が変わることを、いつから公にしてよいのかヤキモキしたり、
ゲートの発券機やら自動販売機やらイロイロな契約で右往左往したり、
でも、全部自分たちでやるんだ!ってワクワクしていたなぁ。
それから一年。少しは前進したかな?
これからも、みなさまの支えなくしてはJMCはやっていけません。
どうか暖かいご支援を、今後もよろしくお願いいたしますm(_ _)m (赤)

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発行:公益財団法人日本モンキーセンター
〒484-0081 愛知県犬山市犬山官林26 TEL:0568-61-2327 FAX:0568-62-6823
URL:http://www.j-monkey.jp ←登録・解除はこちらから
Facebook:https://www.facebook.com/japanmonkeycentre
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※日本の動物園等で飼育されている霊長類の種数は102種類です。(2015年3月31日時点、GAIN調べ。種間雑種その他の分類不明なものは除く。)
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動物取扱業:公益財団法人日本モンキーセンター 愛知県犬山市大字犬山字官林26番地
業種:展示 動尾第510号 業種:貸出し 動尾第509号 登録:平成19年5月31日 有効:平成34年5月30日 取扱責任者:木村直人