■日時:2014/8/10(日) 12:00~(約1時間) ※8/10(日)が台風により臨時休園となったため、 9/21(日)に開催します! ■講師:京都大学霊長類研究所 副所長 高田昌彦先生(プロフィールはこちら) 私たちが運動するとき、脳のなかのどの場所が働くのでしょうか? 今から300年以上前に、大脳に運動機能と深く関係した場所があることがわかりました。このような場所は一次運動野と呼ばれていて、電気で刺激すると運動が起こり、傷つけると運動マヒが起こります。実は、一次運動野をはじめ、運動機能に関わるさまざまな領域は、サルなどの霊長類で発見され、後にヒトで確認されました。 また、パーキンソン病は、運動を滑らかにおこなうことができなくなる大脳の病気です。パーキンソン病の原因や症状を理解し、この病気を克服するためには、ヒトに近いサルを使ってパーキンソン病の動物モデルを作り出し、さまざまな研究に活かすことが必要不可欠です。 脳の機能は、動物が進化するにつれて複雑になり、上に書いた「運動すること」から「考えること」、さらには「こころすること」まで、さまざまな役割を果たしていますが、まだまだわからないことがたくさん残っています。是非この機会に、みなさんに「脳って、すごい!」お話をしたいと思います。 ■対象年齢:高校生以上 ※対象年齢以外の方でも自由にご参加いただけますが、難易度等は対象年齢に合わせて進行いたします。 |
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※日本の動物園等で飼育されている霊長類の種数は102種類です。(2015年3月31日時点、GAIN調べ。種間雑種その他の分類不明なものは除く。) |