■日時:2014/9/28(日) 12:00~(30分程度) ■講師:京都大学霊長類研究所 人類進化モデル研究センター 助教 木下こづえ先生 みなさん、動物園でいろいろな動物の赤ちゃんを目にしたことがあると思います。春にはベビーラッシュ!といった風にたくさんの赤ちゃんが動物園で生まれているように感じますが、実は、動物園の動物たちが野生とは異なる環境で赤ちゃんを作り、産んで育てるということは結構大変なことなのです。 例えば、マレーシアやインドネシアの一年中暖かい国に棲むオランウータン。暖かい国に居れば一年中赤ちゃんを作れる体をもっているのですが、四季のある日本では冬が寒く、そのような季節は赤ちゃんが作りにくくなってしまうことがあります。 動物園で赤ちゃんができにくくなった場合、赤ちゃんを作りやすいように環境を整えてあげたり、時には人工授精の技術を使って赤ちゃんづくりを手助けしたりすることもあります。今回は、霊長類だけに限らず、様々な動物を対象とした私の研究事例を交えながら、動物園での動物の赤ちゃんづくり(繁殖)についてお話したいと思います。 ■対象年齢:中学生以上 ※対象年齢以外の方でも自由にご参加いただけますが、難易度等は対象年齢に合わせて進行いたします。 |
![]() ![]() |
※日本の動物園等で飼育されている霊長類の種数は102種類です。(2015年3月31日時点、GAIN調べ。種間雑種その他の分類不明なものは除く。) |