■日時:2014/10/19(日) 12:00~(約1時間) ■講師:京都大学霊長類研究所 CICASP助教 服部裕子先生 (プロフィールはこちら) ダンスを踊ったり歌をうたったりという事は、皆さん誰もが経験したことがあると思います。こうした行為は、世界中の多くの文化で見られており、音楽はヒトがもつ非常にユニークな特徴のひとつだと言われています。 大勢で体の動きや声を同調させるためには、リズムに合わせて正確に自分の体を動かさなければなりません。私たちは、非常に複雑な音楽からでもリズムを感じとり、とても正確に体の動きを合わせる事ができます。そして、みんなでこうした行為を行うと、なんだか楽しく感じるのです。 最近、チンパンジーも音のリズムを聞くと、それに合わせて体を動かす能力があることがわかってきました。また、仲間どうしで声を出しあうことが、相手とのつながりに重要であることも明らかになっています。チンパンジーにとって、リズム感はどういう役割を果たしているのか。また、私たちはなぜ音楽というものを進化させてきたのか。今回は、霊長類研究所で行われているチンパンジーのリズム感に関する研究をお話したいと思います。 ■対象年齢:中学生以上 ※対象年齢以外の方でも自由にご参加いただけますが、難易度等は対象年齢に合わせて進行いたします。 |
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※日本の動物園等で飼育されている霊長類の種数は102種類です。(2015年3月31日時点、GAIN調べ。種間雑種その他の分類不明なものは除く。) |