■日時:2015/4/5(日) 12:30~13:15 ※停電のため13:30~に変更になりました ■講師:有賀菜津美先生 (京都大学霊長類ワイルドライフサイエンス・リーディング大学院 修士課程) みなさんは、チンパンジーってどんな動物か知っていますか? 私が研究をおこなっているウガンダのカリンズ森林保護区には、チンパンジーをはじめとする昼行性霊長類が6種もいます(チンパンジー、アヌビスヒヒ、クロシロコロブス、ロエストモンキー、ブルーモンキー、レッドテイルモンキー)。その森の隣には村や畑が広がっていて、多くの人が生活をしています。しかし、子どもたちにとって森が身近なものかというと、そうとも言えません。みなさんと同じく自分で直接森から木を切ったり、野生動物を獲って食べたりしないので、森のことを知る機会が少ないのです。 野生動物の保護活動は長い期間やっていかなければならない活動です。そのため、研究者だけが「野生動物って大切だよ!」と言うだけではなく、周辺に住む人たちに理解して協力してもらう必要があると思っています。私はこれからを支えていく子どもたちにも森のことをもっと知ってもらいたいなと思っているので、遊びながら野生動物について一緒に勉強しています。 今回は、子どもたちはどのぐらい野生動物について知っているのか、なぜフィールドワーカーの私が子どもたちと一緒に勉強していくことになったのか、などチンパンジー調査の様子も紹介しながらお話したいと思います。 ■対象年齢:小学校高学年以上 ※対象年齢以外の方でも自由にご参加いただけますが、難易度等は対象年齢に合わせて進行いたします。 |
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※日本の動物園等で飼育されている霊長類の種数は102種類です。(2015年3月31日時点、GAIN調べ。種間雑種その他の分類不明なものは除く。) |