■日時:2015/8/23(日) 12:30~13:15 ■講師:ユ リラ先生(京都大学大学院 教育学研究科) 人類学によれば、ほぼ全ての民族がダンスを持っているとされます。そして、ダンスのような同調する行動によりヒトは社会的なつながりを強めるとされています。このようなヒトの共有形質である同調行動は、いつ、どのように、なぜ、生まれたのでしょう。 このサロンでは、同調行動の進化的基盤を明らかにするため、ヒトと最も近縁なチンパンジーを対象に行った実験的研究をご紹介します。同調行動は知覚と運動が協調することによって起こると考えられています。そこで、二個体のチンパンジーが近くにいる状況で個体固有のリズミカルな運動を実験室において安定的に出す「タッピング課題」をチンパンジーに与えました。 今回の結果をヒトでの先行研究と比較することで、ヒトとチンパンジーにおける同調行動の類似点と相違点について考えます。 ■対象年齢:小学生以上 ※対象年齢以外の方でも自由にご参加いただけますが、難易度等は対象年齢に合わせて進行いたします。 |
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※日本の動物園等で飼育されている霊長類の種数は102種類です。(2015年3月31日時点、GAIN調べ。種間雑種その他の分類不明なものは除く。) |