■日時:2015/11/22(日) 12:30~13:15 ■講師:渥美剛史先生 ※プロフィールはこちら (京都大学霊長類研究所 認知学習分野 博士後期課程/日本学術振興会 特別研究員) 自動車や雪だるまが飛んだりはねたりしゃべったり・・・と、アニメでは生きものだけでなく、様々なキャラクターがみるものを楽しませてくれます。特にキャラクターにセリフがなくても、その「こころ」がありありと伝わってくるというのは、アニメの魅力のひとつだと思います。こうしたアニメ表現は、みる側のゆたかな想像力によって成り立っていると言ってよいでしょう。 さて生まれたばかりの赤ちゃんやヒト以外の動物は、アニメを理解するでしょうか?これまでの研究から、わたしたちのもつ想像力の「きざし」はヒトの赤ちゃんのみならず、ヒト以外の動物でもみられることがわかってきました。 私はこれまで、アニメに登場するキャラクターの『うごき』の重要性に注目して研究してきました。今度の日曜サロンでは、これまでの発見やわたし自身の研究をまとめ、アニメから相手の「こころ」を想像するちからの進化や発達について考えていきたいと思います。「ヒトとは何か?」について、ちょっと変わった視点から想いをはせてみませんか? ■対象年齢:中学生以上 ※対象年齢以外の方でも自由にご参加いただけますが、難易度等は対象年齢に合わせて進行いたします。 |
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※日本の動物園等で飼育されている霊長類の種数は102種類です。(2015年3月31日時点、GAIN調べ。種間雑種その他の分類不明なものは除く。) |