■日時:2017/11/26(日) 12:30~13:15 ■講師: 井上漱太先生(京都大学野生動物研究センター・大学院生) ■内容: これまでウマの研究といえば、獣医学的なもの、家畜としてのものがほとんどでした。 人と馴染みが深いウマですが、実は自然な状態でどのように暮らしているのか、 あまりよく分かっていません。 今回は世界的にも珍しい野生のウマの観察研究について紹介します。 ウマは高度な社会性を持ち、固定されたメンバーで群れを作ります。 社会性、認知の研究が盛んな霊長類とは系統的に離れていますが、 それらの比較研究は他者の認識、社会構築の進化についての理解を深めることは間違いありません。 フィールドでの動物観察といえば、双眼鏡を使い、ビデオで記録する、 というのがこれまで一般的な形でした。 しかし、近年、ドローン技術の発展により動物を空から観察することができるようになりました。 空からウマたちを見ているとこれまで分からなかった個体同士の位置関係が正確にわかります。 今回はこの個体同士の距離や角度から見えてきたウマの社会や特徴をご紹介します。 ■対象年齢:小学校高学年以上 ※どなたでもご参加いただけますが、難易度等は上記に合わせて進行いたします |
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※日本の動物園等で飼育されている霊長類の種数は102種類です。(2015年3月31日時点、GAIN調べ。種間雑種その他の分類不明なものは除く。) |