■日時:2018/3/25(日) 12:30~13:15 ■講師: 峠明杜先生(京都大学霊長類研究所・生態保全分野・大学院生) ■内容: 「環境DNA」という言葉をご存知ですか? 川の水、森の土、動物のフンの中には様々な生き物のDNAが含まれており、こうしたDNAを調べることでどの生物がその環境にいるのかが分かります。 この技術発展により、今まで知ることができなかったことが調べられるようになりました。「サルがどんな虫を食べているか」もその一つです。 サルにとって虫は栄養価の高いごちそうです。 サルは捕まえた虫を一瞬で口に運んでしまうので、近くでサルを観察していてもどんな虫を食べているのかは分かりません。 しかしサルのフンを拾うのは簡単です。 フンの中にはサルが食べた虫のDNAが残っているので、このDNAを分析すればサルが食べている虫を明らかにすることができます。 今回の講演では、環境DNAを用いてアフリカで霊長類を研究している私が、(1) 環境DNAとはなにか、(2) どんな使いみちがあるのか、 (3)アフリカのサルはどんな虫を食べているのかについてお話ししようと思います。 ■対象年齢:小学校高学年以上 ※どなたでもご参加いただけますが、難易度等は上記に合わせて進行いたします |
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※日本の動物園等で飼育されている霊長類の種数は102種類です。(2015年3月31日時点、GAIN調べ。種間雑種その他の分類不明なものは除く。) |