■日時:2019/10/27(日) 12:30~13:15 ■講師: 糸井川壮大先生(京都大学霊長類研究所・大学院生) ※プロフィールはこちら ■内容: キツネザルの仲間は、そのすべてがインド洋に浮かぶマダガスカル島にのみ生息し、約100種類が知られています。 キツネザルの仲間は、種によって食べものも様々で、果物が好きな種、葉っぱが好きな種、変わったものでは、樹液が好きな種もいます。 食べものが異なる動物はそれぞれ独自の味覚を持ち、同じものに対する味の感じ方も様々であるといわれていますが、 この差は、甘味や苦味といった食べものの味を感じるタンパク質である「味覚受容体」の機能の差から生み出されると考えられています。 そこで私は、キツネザルの仲間がどのような味覚を持ち、そして進化してきたのかを明らかにするために、味覚受容体の機能を調べています。 今回の日曜サロンでは、そんな味覚遺伝子研究者である私が、マダガスカルで野生のキツネザルを対象に行っている研究の様子をお話しします。 どのように野生のサルの遺伝子を研究するのか、マダガスカルではどんな生活をしているのか、 そしてこれまでにどのようなことがわかってきたのか、写真と動画を交えながらわかりやすくご紹介します。 ■対象年齢:小学校高学年以上 ※どなたでもご参加いただけますが、難易度等は上記に合わせて進行いたします |
![]() 若葉を食べるインドリ ![]() タケを食べるジェントルキツネザル |
※日本の動物園等で飼育されている霊長類の種数は102種類です。(2015年3月31日時点、GAIN調べ。種間雑種その他の分類不明なものは除く。) |