■日時:2019/11/24(日) 12:30~13:15 ■講師: 戸田恵美先生(京都大学霊長類研究所・研究生) ■内容: アフリカ大陸の大地溝帯より西、赤道直下の熱帯雨林に生息するゴリラ達。今回は、その一種ヒガシゴリラをとりまく現状の一端についてお話します。 さきにヒガシゴリラの2亜種、ルワンダ・ウガンダのマウンテンゴリラ、そしてコンゴ民主共和国から届いたヒガシローランドゴリラの映像をご覧いただきます。 世界中の動物園で会えるのは、モンキーセンターの人気者タロウさんと同じニシローランドゴリラですが、一目でかれらの違いがお分かり頂けると思います。 またゴリラのアカンボウやコドモの可愛いらしい姿もご紹介します。 ゴリラは2種4亜種を数えますが、そのすべてがIUCNのレッドリストでは近絶滅種に指定されています。そして、ゴリラたちへの脅威のほとんどはわたしたち人間の引き起こしているものです。 コンゴ民主共和国東部では、豊富な鉱物資源がかえって紛争の継続を招いています。 わたしたちに身近で欠かせない電子機器がゴリラの存続と関わっていることは日本ではあまり知られていません。 コンゴのカフジ・ビエガ国立公園周辺で地域住民ベースのヒガシローランドゴリラの保全活動を行なっているポレポレ基金の活動のご紹介とともに、 「紛争鉱物*」について問題提起したいと思います。 *紛争鉱物:コンゴ民主共和国およびその周辺国において紛争の資金源となっていると判断される鉱物またその派生物。金・スズ・タングステン・タンタル(コルタン)の4種を指す。 ■対象年齢:小学校高学年以上 ※どなたでもご参加いただけますが、難易度等は上記に合わせて進行いたします |
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※日本の動物園等で飼育されている霊長類の種数は102種類です。(2015年3月31日時点、GAIN調べ。種間雑種その他の分類不明なものは除く。) |