※京都府に緊急事態宣言が出されたため、講師の南俊行先生には京都からオンラインでご講演いただくことになりました。 ※会場で参加される方は、通常どおりビジターセンターのホールにお越しください。 ■日時:2021/5/9(日) 12:30~13:15 ■講師: 南俊行先生(京都大学霊長類研究所 大学院生) ■内容: ヒトの赤ちゃんは、赤ちゃんらしい体の特徴を持ちます。 例えば、顔全体において低い位置にある目、大きな頭、などです。 こうした特徴は、赤ちゃんに対する周囲の人々の注意や保護を引き出す機能を持つ、と考えられています。 では、ヒト以外の霊長類ではどうでしょうか。「赤ちゃんらしさ、ありそう!」ですよね。 けれど、定量的に測った研究は案外少ないです。 そこで、ニホンザル餌付け群を対象に、赤ちゃんらしい体の特徴があるかどうか、調べています。 今回は顔の特徴を中心に、体の色など他の特徴の話も交えて、ニホンザルの赤ちゃんの体を探ってみましょう。 直接触ることのできない野生動物の体の特徴をいかに測るか、その工夫も紹介します。 |
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※日本の動物園等で飼育されている霊長類の種数は102種類です。(2015年3月31日時点、GAIN調べ。種間雑種その他の分類不明なものは除く。) |