※緊急事態宣言が京都府や愛知県に出されているため、講師の内藤先生には京都からオンラインでご講演いただきます。 ※会場で参加される方は、通常どおりビジターセンターのホールにお越しください。 ■日時:2021/5/30(日) 12:30~13:15 ■講師: 内藤アンネグレート素先生(京都大学野生動物研究センター 大学院生) ■内容: 「遺伝解析」と聞くと何を連想するでしょうか? 最近では新型コロナウイルスのPCR検査やmRNAワクチンなどがメディアで多く取り上げられていることもあり、 広く知られるようになりました。 遺伝解析には医療以外に様々な使い道があり、絶滅危惧種を守るためにも役立ちます。 遺伝子を調べることで、その種がどのくらい環境の変化や新しい病気に適応できるか、 何年先に絶滅するかなどを予測できるのです。このような研究分野を「保全遺伝学」と呼びます。 私は大型猛禽類のニホンイヌワシを対象に遺伝解析をおこなっています。 国内で繁殖するニホンイヌワシの数はここ数十年で減少しており、今では500羽ほどしかいません。 今回は、このような絶滅危惧種を守るために保全遺伝学者として何ができるかについて紹介します。 |
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※日本の動物園等で飼育されている霊長類の種数は102種類です。(2015年3月31日時点、GAIN調べ。種間雑種その他の分類不明なものは除く。) |