■日時:2022/3/20(日) 12:30~13:15 ■講師: 浅見真生先生(京都大学霊長類研究所・大学院生) ■内容: 島国の日本にはニホンザルが、台湾にはタイワンザルが生息しています。お隣の大陸、中国にはニホンザルの仲間のチベットモンキーやアカゲザル、木の葉を主食とするコロブスの仲間が何種類もいます。彼らはいつ・どこから、やって来たのでしょうか? どんな環境で、何を食べて、暮らしていたのでしょうか? そうした進化の歴史を紐解く鍵となるのが、化石です。化石の形を今生きている動物の形と比べることで、過去にどんなサルが生きていたのかを考えることが出来ます。 私はとくに歯の化石に注目して、アジアに生息するニホンザルの仲間の歯の形を研究しています。今回の日曜サロンでは、ミャンマーでの化石発掘調査や、JMCや海外の博物館調査の様子をご紹介し、サルの歯の化石と、現在のサルの標本を比べて分かったことをお話しします。 |
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※日本の動物園等で飼育されている霊長類の種数は102種類です。(2015年3月31日時点、GAIN調べ。種間雑種その他の分類不明なものは除く。) |