■日時:2022/12/4(日) 11:00~11:45 ■講師: 木下 勇貴 先生(京都大学ヒト行動進化研究センター) ■内容: 私たちは普段当たり前のように二本足で歩いていますが、ほ乳類の中で常習的に二足歩行をするのはヒトだけです。なぜ、どのようにしてヒトが二足歩行を始めたのかは、実はあまりよく分かっていません。 二足歩行をするためには、体幹部を直立させる必要があります。ヒトは、重い体幹部を直立させ、姿勢を保ちながら上手に歩いています。では、サルが二足で歩くとどうなるのでしょうか?私は、ニホンザルとテナガザルを実験的に二足歩行させてみて、体幹部の動きをモーションキャプチャーという解析システムで測り、ヒトやチンパンジーと比較しました。今回は、そうした運動実験の結果と、体幹部の形の関係について考えてみようと思います。 |
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※日本の動物園等で飼育されている霊長類の種数は102種類です。(2015年3月31日時点、GAIN調べ。種間雑種その他の分類不明なものは除く。) |