■日時:2023/1/29(日) 11:00~11:45 ■講師: 本田 剛章 先生(京都大学野生動物研究センター) ■内容: 日本モンキーセンターのモンキーバレイにはニホンザルの亜種であるヤクシマザルがいます。彼らの故郷である屋久島は標高1,936mの海洋島で、下は亜熱帯から上は亜寒帯まで気候の差があり、標高によって環境が非常に異なりますが、サルは島の全ての標高帯に生息しています。 屋久島の標高1,700m以上はヤクシマヤダケというヤダケ属のササで覆われており、私はそこに生息するサルやシカの生態を研究していました。今回の日曜サロンでは、屋久島山頂の調査の苦労話や、ササ原に生息するシカの話も少し交えつつ、屋久島山頂部の過酷な環境のなかでササを利用しながら生きているサルを中心とした「たき火にあたるサル」たちの故郷のサルたちの話をします。 |
![]() |
※日本の動物園等で飼育されている霊長類の種数は102種類です。(2015年3月31日時点、GAIN調べ。種間雑種その他の分類不明なものは除く。) |