■日時:2023/7/16(日) 11:00~11:45 ■講師: 大橋 岳 先生(中部大学 人間力創成教育院) ■内容: 新たに開拓し2012年から調査拠点としているリベリア共和国パラの野生チンパンジーについてお話しします。わたしは1999年からギニア共和国ボッソウのチンパンジーを研究してきましたが、彼らが国境を越えて遊動していることを確認してから、リベリアへと広域に調査を展開しています。保護区外にもまだチンパンジーが生息しており、その存在はわたしたちがチンパンジーについて知るためにも、今後のチンパンジーの保全のためにも極めて重要です。パラもまた保護区外ですが、直接観察もできるようになり、ボッソウとの比較からさまざまなことが明らかになってきました。今回は調査に至るまでの様子などを紹介し、最近の調査風景についてお話しします。 |
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※日本の動物園等で飼育されている霊長類の種数は102種類です。(2015年3月31日時点、GAIN調べ。種間雑種その他の分類不明なものは除く。) |