■日時:2023/8/20(日) 13:30~14:15 ※開催時間注意 ■講師: 黒澤 拓斗 先生(TNR日本動物福祉病院獣医師) ■内容: はじめまして、獣医師の黒澤拓斗です。昨年の10月から半年間ボランティア獣医師として、インドネシア・カリマンタン島のオランウータン保護施設で働いていました。 現在は日本で働きながら、インドネシアで再び活動するための資金をためています。 みなさんはオランウータンが絶滅の危機に瀕していることはご存知でしょうか。オランウータンの個体数は100年間で90%減少しており、森林伐採が盛んになったここ25年で個体数が激減しています。 オランウータンは3種に分類されますが、いずれもIUCNのレッドリストで「深刻な危機(CR)」に分類されています。 では、どうしてオランウータンが窮地に陥っているのでしょうか。そこには自分が無給でも現地で活動したいと思った理由があります。 それは、私たち日本人も、生活しているだけでオランウータンの生息地を奪っている”無意識の加害者”であるからです。 日本人の生活とオランウータン、一見無関係に思えますが深く繋がっているのです。 今回の発表を通してひとりでも多くの日本人に、一瞬でもオランウータンについて想いを馳せていただけたら幸いです。 |
![]() ![]() |
※日本の動物園等で飼育されている霊長類の種数は102種類です。(2015年3月31日時点、GAIN調べ。種間雑種その他の分類不明なものは除く。) |