■日時:2024/12/1(日) 11:00~11:45 ■講師: 勝 野吏子 先生(大阪大学大学院 人間科学研究科) ■内容: サルといえば「キーキー」と鳴いているイメージがあるかもしれません。でもニホンザルをよく観察してみると、澄んだ声で「クー」と鳴いたり、静かな声で「グッグッ」と互いにやり取りしたりしています。これらの穏やかな音声はコンタクトコールと呼ばれ、集団内の個体同士で鳴き交わされます。ニホンザルはこれらの音声で、何を伝えているのでしょうか。また、相手に音声が伝わるように、何か工夫をしているのでしょうか。飼育、野生のニホンザルを対象として行われてきたこれまでの研究や、私自身が餌づけ集団のニホンザルを対象として行ってきた研究から、分かってきたことをお話しします。 |
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※日本の動物園等で飼育されている霊長類の種数は102種類です。(2015年3月31日時点、GAIN調べ。種間雑種その他の分類不明なものは除く。) |