■JMC通信 2010年12月号(通算第30号)
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J M C 通 信 2010年12月号(通算第30号)
発行:財団法人日本モンキーセンター
http://www.j-monkey.jp/
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■目次■----------------------------------------------------
□コラム「感動の再会」学芸員 赤見理恵
□ニュース
・わくわく動物村 リニューアル続報!
・南米館にクモザル3種が集合!
・特別展「進化の異端児・有害有毒生物展」の新展示
・今冬も開催!「動物園スペシャルDAY!」
□イベント情報
・冬の風物詩「たき火にあたるサル」12/22(冬至)スタート!
・たいけん!モンパちっく 秋時間割で開催中!
・実験!体感!サイエンス! 11/20(土)予約受付中!
□webサイトより
・「イベント・講座」に冬のイベントを掲載しました
・「飼育室」更新中!
□編集後記
■コラム「感動の再会」学芸員 赤見理恵---------------------
今回は、私の体験した「感動の再会」をご紹介いたします。
再会と言っても、それは人とのではなく、コレクションとのです。
2009年8月号のコラム「夏休みの思い出と博物館体験」で、私が子
どもの頃に通った、貝の博物館での体験をご紹介しました。港の
売店の2階にある小さな施設博物館ですが、採集した貝を持ってい
くと、館長さんがアレコレ教えてくれたものでした。
その後、あの博物館はどうなったのかしら?館長さんは元気かし
ら?と気になって調べてみたところ、立派なホームページを発見!
小さな私設博物館のはずが町立となり、場所も移転してオープン
していたのです。
いてもたってもいられず、休日を利用して、神奈川県真鶴町の
「真鶴町立遠藤貝類博物館」まで車を走らせました。
真鶴半島の先端、三ッ石の近くの観光施設の2階に、博物館はオー
プンしていました。新調された展示ケースに整然と並べられた貝
の標本。そして、子どもの頃に親しんだ「貝のおじちゃん」は
「故・遠藤晴雄氏」とパネルで紹介されていました。
「貝のおじちゃん」との再会は果たせませんでしたが、港の売店
の2階に所狭しと並べられていた「貝のコレクション」とは、新し
い博物館という最高の演出の中で、感動の再会を果たすことがで
きました。
コレクションとは、ただの標本の集合ではなく、収集した人の人
生を横糸として紡がれたものです。だから多くのコレクションは
人の名前を冠して呼ばれます。
ですが、後々保存していく人々がそれぞれの人生を重ねて紡ぎ足
していくことで、コレクションはずっと生きていくのでしょう。
建物の一角に設けられた、市民や子どもたちが海を紹介しようと
作った作品やパネルを見ながら、そんなことを思いました。
■ニュース■-----------------------------------------------
●わくわく動物村 リニューアル続報!
前号のJMC通信で発表した「わくわく動物村」リニューアル。
その後の進展をお知らせします。
新施設の名称は「KIDSZOO(キッズズー)」に決定!
また「もっと広くしてほしい!」との声が多く聞かれた室内のふ
れあいスペースには、大きなトレーラーハウスを導入することに!!
1クラスの人数は入れるので、中でレクチャーもできちゃいます♪
それに伴い、1/11(火)から工事のため一時閉村します。
閉村期間はビジターセンターや屋外で特別ふれあいタイムを開催!
(時間や場所は事前の園内放送にてご確認下さい)
今後も進展をお知らせしていきますので、ご期待ください★
●南米館にクモザル3種が集合!
日本モンキーセンターでは、現在3種のクモザルを飼育展示してい
ます。ジェフロイクモザル、クロクモザル、ケナガクモザルです。
実はこの3種、今まで1か所に集めて展示したことはありませんで
した。クロクモザルとケナガクモザルは南米館にいますが、ジェ
フロイクモザルはモンキースクランブル(昔はクモザルの村)に
ずっといたからです。
今回、南米館でもジェフロイクモザルをご覧いただけるようにな
りました。同じクモザルでも、毛色や顔つきなどが違います。ぜ
ひ比較してみてくださいね!
Webサル図鑑のクモザル3種はこちら↓
http://www.j-monkey.jp/encyclopedia/Cebidae/Ateles/Ateles.html
●特別展「進化の異端児・有害有毒生物展」の新展示
特別展中央の水槽に、二重のケースで厳重に管理されている貝が
います。アンボイナガイとタガヤサンミナシガイです。どちらも
毒で獲物を捕食する肉食の貝で、人の死亡例も知られています。
しかしこれらの貝の貝殻は美しい!
(飼育している個体はコケが生えていてよく見えませんが)
「イモ貝」と総称される貝は、全てが多かれ少なかれ毒を持ちま
す。しかし貝殻は細かな網目模様や斑模様、真っ白やピンクなど
色とりどりで、つい手に取りたくなってしまいます。
そんなイモ貝の仲間の貝殻コーナーを新設しました。毒をもつ美
しい貝たちを、ぜひご覧ください。
特別展の概要はこちら↓
http://www.j-monkey.jp/event/special/2010poison/
●今冬も開催!「動物園スペシャルDAY!」
冬の水・木は、遊園地はお休みしますが、動物園だけ営業します。
名づけて「動物園スペシャルDAY!」
動物園を楽しむための特典をいっぱいご用意しています。
1.入園料超割引♪(おとな1600円→600円、こども800円→300円)
2.駐車場無料♪
3.「たき火にあたるサル」毎日開催♪(12/22以降)
ほかほかおイモタイムもあります。
日程:2010年12月8日(水)〜2011年2月24日(木)の毎週水・木
※但し12/22、23、29、30、1/5、6は通常営業、2/16は全園休園
営業時間:11:00〜16:00
なお、「動物園スペシャルDAY!」は路線バスは運行いたしません。
また園内のレストランや売店等は全て営業していませんので、お
弁当などお持ちくださいね。
詳しくはこちら↓
http://www.j-monkey.jp/information/index.html#special
■イベント情報■-------------------------------------------
●冬の風物詩「たき火にあたるサル」12/22(冬至)よりスタート!
「たき火にあたるサル」が、今年も冬至の日から始まります。
伊勢湾台風がきっかけで始まり、今年で51周年を迎える冬の風物
詩です。ほかほか蒸しイモをお召し上がりいただける「ほかほか
おイモタイム」も毎日開催!
日程:2010年12月22 日(水)〜2011年2月28日(月)の毎日
※荒天時中止 ※2011年2月16日(水)のみ休園
場所:モンキーバレイ
また新企画「ほかほか広場」を土日祝と年末年始に開催します。
「ほかほかおイモタイム」の前に、みなさまで暖かくなれるお楽
しみ広場です。「サル占い!?相性診断」や、紙芝居「モンキー
バレイ今昔物語」などお楽しみに♪
●たいけん!モンパちっく 冬も開催します!
動物園の飼育員や遊園地の係員の仕事が体験できるよ!
日時:特定日を除く土日 (1)13:00〜 (2)15:00〜
参加費:200円〜
所要時間 :30分〜1時間程度
冬の新授業:おやつ作り体験(先着5名):冬からはシマシマしっぽ
のワオキツネザルがいる「Waoランドmini」で行います。
お掃除体験、ガイド体験、葉っぱ集め体験が冬に復活します!!
12/19(日)、26(日)のお掃除体験は「年末Ver」になります♪
体験メニューや時間割など、詳しくはこちら↓
http://www.japan-monkeypark.jp/event/detail3.asp?nid=189&dmy=447617
●実験!体感!サイエンス! 2/12(土)予約受付中!
『サルの骨から進化を学ぼう!』
骨には生きもののくらしの秘密や進化の歴史がいっぱいつまって
います。日本モンキーセンターの標本を使って、実際に骨に触れ
ながらサルやヒトの進化を学びます。
日時:2011年2月12日(土) 11:00〜11:45
参加費:700円→500円(謝恩価格!) ”学べるおみやげ”つき♪
対象:小学生以上 (小学3年生までは保護者同伴)
申込方法:事前にお電話でお申し込みください(0568-61-0870)
当日も空きがあれば参加OK!直接ビジターセンターへ
当日のスケジュールなど、詳しくはこちら↓
http://www.j-monkey.jp/event/science/
■webサイトより■-------------------------------------------
●「イベント・講座」に冬のイベントを掲載しました
冬の風物詩「たき火にあたるサル」など、冬のイベントの詳細情
報はこちらからどうそ!→http://www.j-monkey.jp/event/
●「飼育室」更新中!
最近の更新は・・・
vo292「新メンバー」2010/12/9更新
vo291「女嫌いのアジル」2010/12/2更新
vo290「あまやどり」2010/11/25更新
「飼育室」はこちら→http://www.j-monkey.jp/keeper/
■編集後記■------------------------------------------------
なぜか「貝」ネタが2か所も登場する今回のJMC通信。せっかくだ
から編集後記も「貝」ネタで。
特別展で展示している猛毒のアンボイナガイですが、刺された瞬
間はあまり痛くないのだそうです。
命が惜しいので確認してみることはできませんが。
なのに「いっっって〜!!」とオーバーリアクションなのは、素
人演技の若手飼育員。そんな映像を見て笑いたい方は、ぜひ日曜
日開催の「猛毒映画祭」にお越しくださいませ♪(赤)
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発行:財団法人日本モンキーセンター
〒484-0081 愛知県犬山市犬山官林26
TEL:0568-61-2327 FAX:0568-62-6823
URL:http://www.j-monkey.jp ←登録・解除はこちらから
動物取扱業の表示:業種:展示 動尾第510号
登録:平成19年5月31日 有効:平成24年5月30日 取扱責任者:加藤章
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