■新JMC通信 2013年9月号(通算第63号)
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JMC通信 2013年9月号(通算第63号) 財団法人日本モンキーセンター
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■目次■----------------------------------------------------------------
□コラム「アマゾン川の熱帯魚たち」 学芸員 江藤彩子
□ニュース
・フランソワルトンの赤ちゃん近況
・特別展「アマゾンの光と影」に「デグートンネル」がオープン!
□イベント情報
・日本モンキーセンター所長 市川光雄 講演会
「アフリカの食文化」 10/20開催!
・三連休は「サバイバル・アマゾン○×クイズ」開催!
・体育の秋、「サルリンピック」でサルの身体能力にチャレンジ!
・おしごと体験 今後のメニューは・・・
・第9回モンキーセンターアニマルフォトコンテスト 今月末締切!
□教員&団体指導者向け情報
・事前学習教材開発にご意見をお聞かせください!
□webサイトより
・「飼育室」更新中!
□編集後記
■コラム「アマゾン川の熱帯魚たち」 学芸員 江藤彩子---------------------
現在開催されている特別展「アマゾンの光と影」では多くの熱帯魚たちを飼育・
展示しています。会期が半分過ぎ、いきものたちも落ち着いてきて、色々な姿を
見せるようになりました。そんな熱帯魚たちのエピソードを1つ紹介します。
展示室に入ってすぐ出迎えてくれる、昨年の10月に産まれたクロミミマーモセッ
トの双子と一緒に同居している20cmほどのシルバーアロワナ。最近、マーモセッ
ト達がアロワナのエサの味を覚えてしまい、アロワナのエサの時間は魚対サルの
エサ取り合戦が始まります。マーモセットは水が苦手なので、行動範囲は水の上
に掛かっている木の枝のみです。それでも、枝を上手く後肢で掴み、身体を反ら
せて水面に浮かぶエサをキャッチします。また、水面すれすれに設置されている
小枝もあり、それは乗ると少し水に沈みます。その小枝の近くにエサが流れてく
れば、水に濡れる危険を冒してまで取りにきます。アロワナ自身は少しでも多く
食べようと普段より早く泳ぎます。
そんな時、ちょうどサルが取ろうとしたエサをアロワナがパクリッと食べたこと
がありました。マーモセットはビックリし、逃げ去り、何が起きたのか分からな
い様子。これでエサを取らなくなるかと思いましたが、懲りずにまた取りにきま
した。シルバーアロワナは1mを超えるほど大きくなり、ジャンプをして水面近
くにいる獲物を食べることがあります。自然界ではエサを取りに降りたマーモセッ
トガアロワナに…なんてことが起きているかもしれませんね。この戦いは夕方16
時半頃、エサをあげる時にご覧いただけます。
他にも、憶病すぎるピラニア、死んでいるかのように動かないカンディル、甘え
んぼうの巨大ナマズ等、全部の種類を紹介したいのですが、あまりに多く語って
しまうと見る楽しみが減ってしまいますので、ぜひ皆様の目でお確かめください。
アマゾン川には2千〜3千種類の熱帯魚がいると言われています。展示している熱
帯魚はほんの一握りにすぎませんが、個性の強いいきものたちを見てアマゾンを
感じてみてはいかがでしょうか。
■ニュース■------------------------------------------------------------
●フランソワルトンの赤ちゃん近況
7/26に生まれたフランソワルトンの赤ちゃんですが、順調に成長しメスであるこ
ともわかりましたので、ハワイの言葉で「美しい」という意味のある「ウイ」と
名づけられました。
生後3ヵ月くらいまでは金色の毛色が見られますが、いまのところ尾と腰のあた
りが黒くなりはじめています。今後の変化が楽しみです。
写真はこちら→http://www.j-monkey.jp/news/index_draft.html#20130822_francois
サル図鑑の「フランソアルトン」はこちら↓
http://www.j-monkey.jp/encyclopedia/Cercopithecidae/Trachypithecus/Trachypithecus.html#T_francoisi
●特別展「アマゾンの光と影」に「デグートンネル」がオープン!
特別展の入口部分に、9/14(土)より「デグートンネル」がオープンしました!
デグーとは、アンデス山脈にくらすネズミの仲間。モルモットやヤマアラシ、カ
ピバラなどと近縁な動物です。とても社会性が高く、複雑な音声コミュニケーショ
ンを持ち「アンデスの歌うネズミ」とも呼ばれるとか。
彼らが自由に暮らしているトンネルを通り抜けて、特別展に入っている形になり
ます。ちょこちょこと動きまわるデグーたちを踏みつけないように気をつけなが
ら、アマゾンの源流のあるアンデス山脈を思い浮かべてみてください。
特別展の詳細はこちら→http://www.j-monkey.jp/event/special/2013amazon/
■イベント情報■--------------------------------------------------------
●日本モンキーセンター所長 市川光雄 講演会
「アフリカの食文化」 10/20開催!
日本モンキーセンター創設57周年を記念してモンキーセンターの所長 市川光雄
による講演会を開催します。入園料のみでご参加いただけます。
日時:2013年10/20(日) 13:30〜(1時間程度)
場所:ビジターセンター内 ホール
内容:アフリカといえば、干ばつや飢餓などが話題になりがちだが、この大陸に
は地域の環境や生業、歴史を反映した独特の食文化が発達している。コーヒーや、
スイカ、ゴマ、オクラなどの馴染み深い作物も、アフリカで最初に栽培化された
ものだ。さまざまな野生動物や植物など、自然の恵みを最大限に利用するのもこ
の地域の特色である。そうしたアフリカの豊かな食文化について紹介したい。
詳しくは→http://www.j-monkey.jp/event/img/ichikawa57.pdf
●三連休は「サバイバル・アマゾン○×クイズ」開催!
君はアマゾンで生き残れるか!?最後まで「生存」した方には賞品あり♪
特別展「アマゾンの光と影」を見学しておけば「生存」確率アップ!!
日時:9/14(土)〜9/23(月・祝)の土日祝 13:00〜
場所:モンキースクランブル前 雨天時はビジターセンター
※先着200名様 ※参加費無料
●体育の秋、「サルリンピック」でサルの身体能力にチャレンジ!
サルリンピック(単種目)
サルリンピックの種目を週替わりで実施!腕試しにいかが?
日時:9/28(土)〜10/13(日)の土日祝 13:30〜
場所:種目により異なります。園内の案内や放送でご確認ください。
参加費:無料
サルリンピック(全種目)
体育の日、サルの身体能力にチャレンジしてみませんか?メダリストには素敵な
賞品をプレゼント♪
日時:10/14(月・体育の日) 13:00〜 ※雨天時は10/19(土)に延期します。
場所:モンキースクランブル周辺 参加費:無料
●モンキーセンターおしごと体験 今後のメニューは・・・
◆リスザルのおやつ作り体験 :9/21(土)、22(日)、23(月・祝)
10/5(土)、6(日)
◆ワオキツネザルのおやつ作り体験:9/28(土)、29(日)
参加費など詳しくは→http://www.j-monkey.jp/event/index.html#job
●第9回モンキーセンターアニマルフォトコンテスト 今月末締切!
動物をテーマとした写真を大募集!園外の写真やサル以外の写真でもOKです!
募集期間:2013年4/1(月)〜9/30(月)
表彰式:2013年11/3(文化の日)
詳しくは→http://www.j-monkey.jp/photo.html
■教員&団体指導者向け情報■--------------------------------------------
●事前学習教材開発にご意見をお聞かせください!
平成25年度から27年度にかけて、学術研究助成基金助成金を受け、若手研究(B)
「動物園における学習利用促進のための利用者研究と事前学習教材の開発」(研
究代表者:赤見理恵)を進めております。
事前学習に役立つ教材はどんなものなのか、3年間かけて調査、試作、試行、評
価、改善を重ねていきたいと思っております。
「こんな教材があったらいいな」というご意見を、ぜひお聞かせいただければ幸
いです!
■webサイトより■-------------------------------------------------------
●「飼育室」更新中!
vo430「定番スタイル!」2013/9/19更新
vo429「顔色が・・・」2013/9/12更新
vo428「黄金赤ちゃん誕生!!」2013/9/1更新
vo427「美味しそう」2013/8/21更新
「飼育室」はこちら→http://www.j-monkey.jp/keeper/
■編集後記■------------------------------------------------------------
毎月第3水or木に配信予定のJMC通信ですが、配信が遅れてしまいました。
誠に申し訳ございませんでしたm(_ _)m
さて特別展にオープンした「デグートンネル」のことをご紹介しましたが、みな
さま「デグー」って聞いたことありましたでしょうか?日本ではメジャーじゃな
いですが、欧米ではペットとして人気のある動物なのだとか。
日本語で書かれた飼育本があまりないので洋書をあたり、オンラインショップで
2冊購入したところ、届いてみたら1冊はドイツ語でした(苦笑)。読めないけれ
ど愛らしい写真に癒されています。(赤)
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発行:財団法人日本モンキーセンター
〒484-0081 愛知県犬山市犬山官林26 TEL:0568-61-2327 FAX:0568-62-6823
URL:http://www.j-monkey.jp ←登録・解除はこちらから
Facebook:https://www.facebook.com/japanmonkeycentre
動物取扱業の表示:財団法人日本モンキーセンター
愛知県犬山市大字犬山字官林26番地 業種:展示 動尾第510号
登録:平成19年5月31日 有効:平成29年5月30日 取扱責任者:加藤章
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