■おうちどうぶつえん おすすめ本のページ
おうちにいる今だからこそ、読書なんていかがですか?
しっかり学べる1冊からパラパラ見て楽しめるものまで、スタッフのおすすめ本をご紹介します。
臨時休園の間、週2回の追加が目標です!ときどき紹介者の個性が出すぎることもありますが、そこもぜひお楽しみください!
※Amazonへのリンクもつけましたので、よろしければこちらからご購入ください。売上の約3%がモンキーセンターの収入になります。

5/30(土) 17冊目追加!
■『ぼくの村がゾウに襲われるわけ。: 野生動物と共存するってどんなこと?』
  岩井雪乃 著


動物保護区がつくられたことにより狩猟を禁止され、保護区から追い出された人々がいます。 その結果人と野生動物との関係性が変わり、人を恐れなくなったアフリカゾウは保護区周辺の村を襲うようになってしまいました。 アフリカゾウは絶滅の危機にあり“守らねばならない動物”ですが、そこで暮らす村人にとっては“憎き存在”でもあります。
著者は、村人とともに長期的に暮らした経験があり、実話をもとに村人視点で書かれています。 動物保護区はどのような経緯で作られたのか、なぜ密猟がなくならないのかなど、知れば知るほど “野生動物との共存”という難しい課題についてとても考えさせられる一冊です。
文章がわかりやすく解説も丁寧なため、中学生高校生にも読みやすくなっています。
飼育員 武田康祐より

5/27(水) 16冊目追加!
■『写真に残された絶滅動物たち最後の記録』
  エロル・フラー 著 (鴨志田恵 訳)


絶滅した動物といえば、ドードーやステラーカイギュウ、もっとさかのぼって恐竜などを思い浮かべる方が多いと思いますが、 本書は、生きた個体の写真が残されている、19世紀以降に絶滅した動物を取り上げています。 貴重な写真とともに、その動物がまだ生きていた当時の様子、そして絶滅に至るまでの経緯がつづられています。 確かにかつて地球上に存在していたのに、もう二度とその姿をカメラに収めることはかなわないのだと、まざまざと思い知らされます。
キュレーター 田和優子より

5/22(金) 15冊目追加!
■『ヒトはなぜ絵を描くのか――芸術認知科学への招待』
  齋藤亜矢 著


霊長類学は、霊長類を研究することで「ヒトとは何か」を考えることを目的のひとつとした学問で、その研究の方法はさまざまです。
この本では、チンパンジーのお絵かきとヒトの子どものお絵かきを比較する研究を通して、進化や成長、発達の視点から「ヒトとは何か」を考えます。 小さなお子様を育てている真っ最中の方、または小さなお孫さんのいる方は、その子の絵とチンパンジーたちの絵を比べてみるとおもしろいかも知れません。
エデュケーター 阪倉若菜より

5/16(土) 14冊目追加!
■写真集『GREAT AEPS 森にすむ人々』
  前川貴行 著


ゴリラやチンパンジーなどの野生大型類人猿の写真集です。 水の中を歩くオランウータン、樹上で遊ぶゴリラのこどもたち、食事中のチンパンジーの親子、パラソルツリー上のボノボなど、息づかいが聞こえてきそうな類人猿の写真ばかりです。
巻末には伊谷園長のコラムもあります。
野生の類人猿たちのくらしをのぞいてみませんか。
エデュケーター 江藤彩子より

5/14(木) 13冊目追加!
■『つながりあういのち 生き物博士千石センセイ最後のメッセージ』
  千石正一 著


テレビ番組でも活躍された動物博士「千石先生」最後の著書です。 なぜ生きものを研究するのか、なぜ自然を守るのか、人へ説明するときの参考にしています。 見た目だけでは理解されにくい生きものたちの本当のすがたを、世間にわかりやすく伝えることを自身の使命としてこられた先生。 この本に詰まったメッセージを、いますでに生きものを好きな我々が率先して引き継ぎ、 できるだけ多くの人々の意識につなげていかねばならないと思っています。
キュレーター 田和優子より

5/9(土) 12冊目追加!
■『へんなものみっけ!』
  早良朋 著


博物館には「学芸員」がいるものです。モンキーセンターは博物館で、学芸員がいます。 しかし、学芸員が具体的にどんなことをしているのか知らない方や、学芸員は美術館の解説の人と思っている方も多いのではないでしょうか。 この漫画では、自然科学系の学芸員の仕事についてとてもわかりやすく書いてあります。 これを読んだ後は、博物館やその中で働く人への印象が大きく変わっていることでしょう。 モンキーセンターの学芸員も、この本に出てくる人たちに負けず劣らずおもしろい人ばかりですよ!
エデュケーター 阪倉若菜より

5/7(木) 11冊目追加!
■『一日江戸人』
  杉浦日向子 著


環境問題がクローズアップされている昨今、地球環境を守る方法がいろいろと提案されていますが、 私が考えた方法はこれ!「そうだ!江戸人になってみよう!」
江戸時代の日本人の生活は、エコで楽しくて、ちゃんとオシャレ! そんな江戸時代の生活や流行が、イラスト満載で紹介されています。 最初から最後までワクワクが止まらない一冊。
私も月一くらいでいいから、江戸人のように暮らしてみたい! 江戸人への憧れが、未来の地球を救う・・・・かも?
事務部 今井由香より

5/5(火) 10冊目追加!
■『正解は一つじゃない 子育てする動物たち』
  斎藤慈子、平石界、久世濃子編


今日は「こどもの日」!ということで子育てに関する1冊を。
よくある“子育て本”だと思って読んではいけません。ママのワンオペ子育てのオランウータン、パパまでミルクを与えるハト、さらには子殺しの話まで、 ヒトの常識からするとありえないような子育てスタイルにびっくり。そう。進化に「ゴール」はなのです。
本書のもう一つの魅力は、執筆者がみんな子育て中の若手研究者だということ。 随所にある「子育てエッセイ」で経験談や苦労話を読むことができて、研究者の素顔にほっこりします。
かく言う私も、サルたちの子育てばかり見てきたせいで、生まれたわが子の未熟さに愕然とした経験が。 さまざまな動物たちの子育てを知ることで、逆にヒトってなんだろう、と考えることもできるのかもしれません。
キュレーター 赤見理恵より

5/2(土) 9冊目追加!
■『人類の祖先はヨーロッパで進化した』
  デイヴィッド・R・ビガン 著、野中香方子 翻訳、馬場悠男 監訳・解説


どうしてこんな誤解を招きやすい邦題にしてしまったんでしょうね。人類進化に関心がある人ならば、ピルトダウン人のような胡散臭さを感じてしまいそうです。 しかし本書は怪しい本ではなく、人類が誕生する以前の、類人猿の祖先の進化を扱ったものです。
現生のチンパンジーやゴリラについての本はたくさんあるのに、かれらのルーツを扱った本がないのを不思議に思ったことはありませんか。 その大きな理由の一つは、明確なストーリーを描けるほどの化石証拠がそろっていないから。研究者がサボっているからではありません。 でも、今ある証拠を丹念にたどると、著者の真の主張「アフリカ類人猿の祖先はヨーロッパで進化した」を語ることもできる。 現時点で、これまでに発見されている化石類人猿について日本語で俯瞰できる唯一の書籍です。
なお、中新世の化石類人猿に関わる者の1人として、著者の見解にすべて同意するものではないことも申し添えておきます。
キュレーター 高野智より

4/29(水) 8冊目追加!
■『カラスの教科書』
  松原始 著


誰もが知っている身近な鳥・カラスを、研究者が双眼鏡を持って地道に観察しつづけると、誰も知らなかったこんな姿が見えてくるのか、 やっぱり行動観察っておもしろい!と思わせてくれた1冊です。
動物行動の研究者は、「大半の人がさほど気に留めない生きものでも時間に関係なく眺め続ける」という行動をとりますが、 それは生きものを見る視点が少し特殊だからであって、決して“暇人”というわけではないのです。ご理解いただければ幸いです。
キュレーター 田和優子より

4/26(日) 7冊目追加!
■『世界で一番美しいサルの図鑑』
  京都大学霊長類研究所 編


名前の通り載っている写真はどれもとても美しく、写真を見ているだけでも楽しめます。 霊長類の進化、形態、社会についてもまとめられており、図鑑らしくそれぞれのサルの詳しい説明も書かれています。 モンキーセンターの霊長類図鑑と合わせてみていただくとより詳しく霊長類について知ることができます。
エデュケーター 阪倉若菜より


おすすめ本 第1弾 4/23(木)掲載!
■『霊長類図鑑 サルを知ることはヒトを知ること』
  日本モンキーセンター 編著


日本モンキーセンターからのおすすめ本といったら、まずはこれ!
前半の「図鑑編」ではスタッフが撮影したとっておきの写真満載で180種以上を 紹介。後半の「図解編」では進化、生態、ヒトとの関わりなど、さまざまな視点 で解説をくわえました。霊長類についてじっくり学ぶことができるだけでなく、 写真をパラパラ眺めているだけでも霊長類の多様性や魅力を実感できる1冊です。 巻末には霊長類全447種の和名リストを掲載!
出版社から直接購入もできます↓↓↓
 >>京都通信社の「霊長類図鑑」のページへ
(学術部一同より)

■『野生動物 追いかけて、見つめて知りたい キミのこと』
  京都大学野生動物研究センター 編


対象種、注目ポイント、調査地、データの集め方、使用機材…同じ研究はひとつとしてありません。 生きものが多様なのはもちろんのこと、研究者も多様であることがうかがい知れる1冊です。 1研究テーマあたり見開き1ページなので、気になった動物のページからサクッと読めます。 自然・生きものとかかわるさまざまな職業の紹介もあり、「13歳のハローワーク・動物研究者編」としても読めます。

■『残酷な進化論: なぜ私たちは「不完全」なのか』
  更科功 著


まずは質問。「いちばん進化した生き物は何ですか?」
ヒト、あるいはその他の特定の生物が思い浮かんでしまった人は、ぜひこの本を手にとってください。 進化というのは祖先から受け継いだガラクタをアレンジしてその場しのぎを続けているだけで、理想のゴールを目指しているのではない。 私もレクチャーでよく扱う主題が、さまざまな事例を引いて解説されています。 進化についての素朴な誤解の呪縛から、自分自身を解き放ってみませんか?

■『イモムシハンドブック』
  安田守 著


今からの季節、屋外ではチョウやガなどのイモムシが増えてきます。 地面を一生懸命に移動する姿、枝に擬態している姿、垂直な壁を元気よく移動するシャクトリムシなどを 見かけると成虫になったらどんな姿になるのか気になりますよね。 イモムシの写真一覧が載っているので、種名を知らない人でも写真から簡単に探すことができます。 これを持って庭や公園でみつけたイモムシを調べてみませんか。
エデュケーター 江藤彩子より
■『新装版 標本の本 京都大学総合博物館の収蔵室から』
  村松美賀子・伊藤存 著


博物館の自然史資料を紹介する本は数あれど、編集者と美術作家が紹介する本は(たぶん)なかったはず。 研究者とは違った視線が収蔵室を探索するとき、自然史標本は新たな表情を見せてくれます。 自然を切り取って標本を作って残し、それが再びさまざまにつながっていく、そんな博物館の営みを丁寧に表現しています。 まだ大学院生だった私のフィールドワークの様子も取材してもらいました。 美術作家・伊藤存さんのその時のスケッチとレポートも必見です。

■『いのちをつなぐ動物園』
  京都市動物園 生き物・学び・研究センター編


京都市動物園について書かれた本でありながら、日本の動物園のあり方まで考えることができる1冊です。 いま日本では、学術研究機関として認められている動物園は京都市動物園と日本モンキーセンターだけ。 動物福祉への取り組みと、それに根差したさまざまな研究、そして生息地とのつながりまで、 京都市動物園の事例に引き込まれて読み進むうちに、あたなの動物園に対するイメージが変わっていることに気がつくかもしれません。

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※日本の動物園等で飼育されている霊長類の種数は102種類です。(2015年3月31日時点、GAIN調べ。種間雑種その他の分類不明なものは除く。)

リンク

霊長類学ワイルドライフサイエンス リーディング大学院

京都大学霊長類研究所ワイルドライフサイエンス(名古屋鉄道)寄附研究部門

京都大学野生動物研究センター

京都大学霊長類研究所

アフリカ・アジアに生きる大型類人猿を支援する集い

大型類人猿情報ネットワーク

緑の回廊プロジェクト

ポレポレ基金

犬山市観光協会

日本モンキーパーク

公益財団法人 日本モンキーセンター
〒484-0081 愛知県犬山市犬山官林26番地 TEL:0568-61-2327 FAX:0568-62-6823
動物取扱業:公益財団法人日本モンキーセンター 愛知県犬山市大字犬山字官林26番地
業種:展示 動尾第510号 業種:貸出し 動尾第509号 登録:平成19年5月31日 有効:令和4年5月30日 取扱責任者:木村直人