◆SAGA22(第22回アフリカ・アジアに生きる大型類人猿を支援する集い)
SAGAとは「アフリカ・アジアに生きる大型類人猿を支援する集い」の略です。 チンパンジーやボノボ、ゴリラ、オランウータンというヒト科に分類される大型類人猿をはじめ、多様な野生動物の現状と将来について、 研究・飼育・自然保護という立場から考えることを目的とし、毎年1回シンポジウムを開催しています。
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第22回目となる2019年のシンポジウムは「コミュニケーションで広がる保全、福祉、研究の輪」をテーマとし、日本モンキーセンターで開催しました。

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※要旨集は当日配布しませんので、印刷やデータ保存してお持ちください。


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■開催記録







■開催データ:
 参加者 : 約200名
 発表数 : 講演12件、ポスター34件、ブース4件
 懇親会参加者 : 約110名
ご参加くださったみなさま、ありがとうございました!

■ポスター発表賞:
以下の2件がポスター発表賞を受賞しました。おめでとうございました!
 投票権 : SAGA参加者全員(1人1票、無記名)
 <<最優秀ポスター発表賞(1件)>>
  ★人工保育で育ったチンパンジー ジン、大人への成長
   中川ひかる(東京都, 中学生)
 <<優秀ポスター発表賞(1件)>>
  ★マンガで伝える、ぼくたち私たちのできること
   誉田大我(川口市立本町小学校)

■開催概要
■日程 : 2019年11月16日(土)、17日(日)
■場所 : (公財)日本モンキーセンター

      メイン会場:ビジターセンターホール   ポスター発表:無料休憩所   ブース展示:ビジターセンター内
         懇親会会場:食事処「楽猿」    世話人会会場:管理事務所2階会議室   >>園内マップはこちら

■主催 : SAGA(アフリカ・アジアに生きる大型類人猿を支援する集い)
■共催 : (公財)日本モンキーセンター、京都大学霊長類学・ワイルドライフサイエンス・リーディング大学院
■対象 : どなたでも
■参加費 : 無料 ※入園料は別途必要 ※懇親会費は別途必要

【11/7加筆】懇親会参加申込:11月16日(土) 13:30までに会場の申込用紙に氏名をご記入ください。
 懇親会費(飲酒あり3,000円、なし2,000円)は懇親会開始時に会場入口で徴収します。

■全体テーマ : コミュニケーションで広がる保全、福祉、研究の輪

■プログラム概要
【11月16日(土)】
 10:00     開園・開場
 10:20     開会あいさつ
 10:30〜12:00 セッション1 : 動物園から伝えるメッセージ
 13:30〜14:40 セッション2 : 生息地から伝えるメッセージ
 15:00〜16:30 セッション3: “おらけん”特別セッション「スマトラ島のオランウータンとテナガザル〜最新の研究成果と保全について〜」
 16:20〜    ディスカッション
 17:00〜18:30 ポスターセッション
 18:30〜20:30頃 懇親会
【11月17日(日)】
 10:00     開園・開場
 10:30〜12:10 セッション4 : コミュニティとともに広げる保全、福祉、研究の輪
 12:00〜    ディスカッション

■プログラム
■■■11月16日(土)■■■
10:20〜 ごあいさつ
■■セッション1 : 動物園から伝えるメッセージ■■
  進行:宮部貴子(京都大学霊長類研究所/日本モンキーセンター)
10:30〜 「体験!『アフリカの森』〜新チンパンジー・ゴリラ舎で伝えたいこと」
    近藤裕治(名古屋市東山動物園)
東山動物園の新チンパンジー・ゴリラ舎はオープンして1年が経ちました。 動物たちは新たな住処にも慣れ、生き生きとした姿を見せています。  今回は新施設設計時に私達がどのようなこだわり、目的を持ち、メッセージを込めて設計にあたったのか、 また、建設途中に訪れたタンザニアでの経験をどのように反映させたのか、結果どうなったのか、 設計初期から完成するまでの裏話的な話をさせていただきます。気軽にお聞きください。
10:50〜 「動物をそんなに好きでもないヒトに、動物園のおもしろさを知ってもらって、動物を好きになってもらっています。」
    鏡味芳宏(日本モンキーセンター)
動物園って、行って楽しむものですよね。 でも、動物をそんなに好きでもなく、そもそも動物園に行かないヒトたちにも届けたいメッセージがあります。 そのために日本モンキーセンターでは、いまさらですがSNSに力を入れています。 「いろいろなスタッフが」「現場で」「リアルタイムに」発信することで、 学校帰りの電車の中にも仕事の休憩時間にも就寝前のベッドの中にも、動物園の魅力をおもしろく、だけど正しくお届けしています。 届いていますか?
11:10〜 「動物福祉を体現し、伝えるためにできること」
    冨澤奏子(大牟田市動物園)
動物園においてコンセプトを定めるということは、今後の方向性やコレクションプランの決定において、非常に重要である。 大牟田市動物園のコンセプトは「動物福祉を伝える動物園」であるが、園内には動物福祉の説明看板が 1枚もない。 また、園内では一頭一頭の動物の生活の質の向上に向け、さまざまな取り組みを実施している。 本発表では、動物園の取り組みを広く知ってもらうために発信をどのように行っているのかについて述べる。
11:30〜 「京都市動物園におけるゾウ繁殖プロジェクト 〜ゾウを通したラオスとのつながり〜」
    田中正之(京都市動物園 生き物・学び・研究センター長)
 京都市動物園は、ラオス政府森林局との共同事業「ゾウの繁殖プロジェクト」を実施している。 ラオス政府から若いゾウ4頭を譲り受け、京都市動物園において繁殖に関する獣医学的、行動学的調査を行い、その成果をラオスに技術的還元することを目指す。 ゾウはラオスと日本の外交関係樹立60周年を記念して贈られた友好大使的存在でもあり、 ゾウを通じたラオスと京都市との様々な文化的交流も行われており、その事業内容も紹介する。
■■セッション2 : 生息地から伝えるメッセージ■■
  進行:友永雅己(京都大学霊長類研究所/日本モンキーセンター)
13:30〜 「生まれた集団から移籍するメスの生活過程:コンゴ民主共和国に生息するボノボの野外研究から」
    戸田和弥(京都大学霊長類研究所)
アフリカ大型類人猿のチンパンジーとボノボでは、オスは生涯を出自集団で過ごし、ワカモノ期のメスは他の集団に移籍します。 ボノボメスは、チンパンジーメスよりも数年早く生まれた集団を離れるのですが、なぜそのような違いが生じるのかはよく分かっていません。 ボノボのコドモ、ワカモノ期のメスを対象に5年に渡って行動観察と性ホルモン分析を行ったことで、 チンパンジーメスとは異なった発達的な側面が見えてきました。 先輩メスボノボの新入りメスに対する「寛容さ」は、移籍にかかる負担を軽減すると考えられます。 性成熟よりも早期に移籍を行うことで、ボノボメスはスムーズに繁殖を開始できるなどの利益を得ているのかもしれません。
13:50〜 「北海道で野生のシャチを研究する」
    三谷曜子(北海道大学)
近年、北海道沿岸におけるシャチの研究が進められている。 写真による個体識別により、毎年やって来る常連の個体がいることや、一部の個体が両海域で確認されていることなどが明らかになってきた。 他にも、鳴音を記録したり、衛星発信器を装着して回遊経路を追跡したりと、様々な研究が行われている。 なぜシャチは北海道の海にやって来るのか、そしてこれからもずっと北海道にいるのか。 本発表を通して、「シャチと共に暮らす海」には何が必要かを考えていきたい。
14:20〜 「おらがチンパンジー:村人の言葉と森の姿の比較」
    森村成樹(京都大学野生動物研究センター/日本モンキーセンター)
ギニア共和国ボッソウ村では、人々は伝統的に野生チンパンジーと共存してきた。 野生チンパンジー調査に従事する住民がチンパンジーや森のことをどう思っているのか、ごく短い聞き取りをおこなった。 一方アフリカは、“最後のフロンティア”として目覚ましい発展を遂げており、 ボッソウ村の若者もスマートフォンやドローンやGISといった先端技術に親しんでいる。 そうした刺激を受けて、チンパンジーを守るための森林再生活動「緑の回廊」においても、自ら考え、行動し始めた今の姿を紹介する。
■■セッション3: “おらけん”特別セッション「スマトラ島のオランウータンとテナガザル 〜最新の研究成果と保全について〜」■■
15:00〜 趣旨説明
15:10〜 招待講演A 「スマトラ島における類人猿の調査研究および保全活動に関する報告」
    マシュー・ノヴァク氏(スマトラオランウータン保全センター)
現在、2種のオランウータン(スマトラオランウータンとタパヌリオランウータン)、4種のテナガザル(アジルテナガザル、クロステナガザル、シロテテナガザル、フクロテナガザル) がスマトラ島と周辺の島々に生息している。国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト(絶滅のおそれのある野生生物のリスト)では、 オランウータン2種が「近絶滅種(CR)」、テナガザル4種が「絶滅危惧種(EN)」に分類されている。スマトラ島の全ての類人猿が生息地の破壊(生息地の劣化、分断、消失)に脅かされている上に、 密猟によって生息数が減少している。我々は、スマトラ島での類人猿の保護に関係する鍵となる重要な社会生態学的な要因と、近年の生息地減少との関連を分析した。 その結果、生息地の破壊はスマトラ島の類人猿の生息数に劇的なインパクトをもたらしたことが明らかになった。さらに今後の人為的開発によって、 スマトラ島の類人猿は複数の種が孤立した個体群になり、将来的には存続不可能になることが予測された。 最後に、個体群レベルでの絶滅を防ぎ、スマトラ島の類人猿の存続を保障する為にとるべき手段について述べる。
16:00〜 「スマトラ島を訪ねて −動物園で実践したこと、伝えたいこと−」
    武田梓(名古屋市東山動物園)
2019年2月にスマトラ島を訪ね、SOCP(スマトラオランウータン保全センター)とOIC(オランウータン情報センター)にて現地でのオランウータン保護活動の様子を伺い、 グヌンルーサー国立公園では野生または再野生下のオランウータンを観察する機会を得た。 これらの経験を踏まえて、動物園でのオランウータンの飼育管理や来園者への教育普及について実践したこと、感じたことを紹介する。
■■17:00〜18:30 ポスターセッション■■
18:30〜20:30頃 懇親会

■■■11月17日(日)■■■
■■セッション4 : コミュニティとともに広げる保全、福祉、研究の輪■■
  進行:赤見理恵(日本モンキーセンター)
10:30〜 趣旨説明
10:40〜 「住民主体の保全体制を目指してーコンゴ民主共和国ルオー学術保護区ワンバ村での試み」
    コ山奈帆子(総合研究大学院大学)
コンゴ民主共和国ルオー学術保護区では、1970年代から野生ボノボの調査が続けられています。 この保護区では、地域住民とボノボの共存を目指しています。 ボノボや他の霊長類の狩猟、一次林の伐採、伝統的な方法以外での(銃や金属製の罠を用いた)狩猟の三つを禁止するというルールのもと、 地域住民はボノボとボノボの住む森を守り、研究者は地域に雇用や援助をもたらすという持ちつ持たれつの関係を築いてきました。 しかし近年になって、保護区外部からの人の流入や世代交代により、住民の保護区の基本ルールへの意識が薄くなりつつあります。 この新しい課題に対し私たちが行っている活動を紹介し、「人と野生動物の共生」について考えたいと思います。
11:00〜 「メディアで伝わる?大型類人猿の本来のくらしと親子関係」
    林 美里(京都大学霊長類研究所/日本モンキーセンター)
どこか私たちに似ているチンパンジーなどの大型類人猿は、いろいろな形でマスメディアやSNSに登場する。 一般の人が普段は目にすることのできない、野生でのくらしや、飼育下での研究成果を伝えるための有効な手段となる。 だが、母親から子どもを引きはなし、擬人化して人間の娯楽目的に利用するという古典的な見せ方をするメディアもある。 メディアを通して、彼らの本来のくらしや親子関係をどのように伝えられるか考えたい。
11:30〜 「広告の視点で人と野生動物をつなぐ」
    木下さとみ(株式会社電通)
「広告」とは、企業や世の中の課題に向き合い、その課題を解決するために施策を考え実行することをいいます。 その中で、新しい価値を生み、新しい文化を作ってきました。私たちは今、動物をはじめ地球環境に関する課題を数多く抱えています。 たとえ動物に興味がある人でも、それを自分ゴト化できる人は多くはありません。 広告の知見を生かしてできることとは何か。個人で行っている野生ユキヒョウの保全活動を交えてご紹介します。
12:00〜 ディスカッション


■ポスター発表募集要項

大型類人猿(ゴリラ・オランウータン・チンパンジー・ボノボ)をはじめ、さまざまな野生動物に関する発表を歓迎します。 研究、保全、飼育動物の福祉向上、環境教育などに関するものであれば、どのようなテーマでも結構です。
※なお、会場の都合上、先着40題までの受付とさせていただきます。

掲示可能期間:2019年11月16日(土) 10:00 〜 11月17日(日) 17:00
ポスターセッション:11月16日(土) 17:00〜18:30
会場:日本モンキーセンター内 無料休憩所

申込方法
以下の内容をメール本文に記載し、件名を「SAGA22ポスター発表申込」として、saga22【@】j-monkey.jpまでお送りください。(【@】を@に替えてください)
・発表者(および共同発表者)の氏名と所属
・ポスター発表のタイトル
・発表要旨(200字程度、改行なし)
・連絡先住所、電話番号、e-mailアドレス

要旨・ポスター作成にあたっての注意
・使用言語は日本語または英語とします。
・ポスターのサイズは90cm×150cm以内(A0サイズ程度)としてください。
・掲示用の画びょうはポスター発表会場に用意しています。
・そのほか、必要な備品等がございましたら、申込時にお問い合わせください。
・両日とも動物園は16:00に閉園します。SAGA参加者は閉園後も園内に滞在していただけますが、入園は15:30までにお願いします。
・11月17日(日) 16:00を過ぎて掲示してあるポスターについては、実行委員会側で処分させていただきます。

申込締切:2019年10月15日(火)
 ⇒10月25日(金)まで延長しました!(※先着40題で締め切ります)

■ブース展示募集要項
動物や動物園に関係する各種団体の広報活動を目的としたブース出展を募集します。

期間:11月16日(土) 10:00〜17:00、11月17日(日) 10:30〜16:00
場所:ビジターセンター内

申込方法

以下の内容をメール本文に記載し、件名を「SAGA22ブース出展申込」として、 saga22【@】j-monkey.jpまでお送りください。(【@】を@に替えてください)
・代表者氏名
・団体名
・連絡先住所、電話番号、e-mailアドレス
・物品販売の有無
・事前送付物の有無(有のばあいは個数)

申込締切:2019年10月15日(火)
 ⇒10月25日(金)まで延長しました!(※先着10ブースで締め切ります)

注意事項:
・スペースの関係上、先着10団体までお受けします。
・荷物の搬入搬出は各自責任を持っておこなって下さい。
・営利目的でない啓発普及品のグッズの販売などは可能ですが、金銭の授受も自己責任でお願いします。
・各団体原則として長机1つ・椅子2脚を貸し出します。

事前送付物:
展示・販売物等をあらかじめ送付する場合は、以下の宛先まで、箱に団体名を明記してお送りください。(11月15日必着)
なお、輸送中・保管中の物品の損壊や盗難には責任を負いかねますのでご了承ください。
〒484-0081 愛知県犬山市犬山官林26(公財)日本モンキーセンター SAGAブース係
TEL:0568-61-2327

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※日本の動物園等で飼育されている霊長類の種数は102種類です。(2015年3月31日時点、GAIN調べ。種間雑種その他の分類不明なものは除く。)

リンク

霊長類学ワイルドライフサイエンス リーディング大学院

京都大学霊長類研究所ワイルドライフサイエンス(名古屋鉄道)寄附研究部門

京都大学野生動物研究センター

京都大学霊長類研究所

アフリカ・アジアに生きる大型類人猿を支援する集い

大型類人猿情報ネットワーク

緑の回廊プロジェクト

ポレポレ基金

犬山市観光協会

日本モンキーパーク

公益財団法人 日本モンキーセンター
〒484-0081 愛知県犬山市犬山官林26番地 TEL:0568-61-2327 FAX:0568-62-6823
動物取扱業:公益財団法人日本モンキーセンター 愛知県犬山市大字犬山字官林26番地
業種:展示 動尾第510号 業種:貸出し 動尾第509号 登録:平成19年5月31日 有効:令和4年5月30日 取扱責任者:木村直人