日本モンキーセンターの最新ニュースを、写真とともにお知らせします!!

■テングザルの「太鼓腹」の共生細菌叢を解明しました
葉を専門に食べ、大きな太鼓腹と長い鼻が特徴のテングザルの前胃に 共生する細菌叢を、野外下において世界で初めて明らかにしました。 多様な樹木類にはぐくまれるボルネオの川辺林に生息するテングザルでは、 葉などの消化を助ける多様な細菌が共生していましたが、 多様性の低いマングローブ林や飼育下では細菌も少ないことがわかりました。
森林植生、霊長類の食物、共生微生物叢の多様性が、 緊密に関連しているという、保全生物学上も重要な知見です。
 >>中部大学のサイトへ
 >>京都大学のサイトへ
[2018.8.9 アドバイザー・松田一希、学術部・早川卓志より]

■比較死生学の論文を発表しました
英国の王立学会誌に、クレア・ワトソンさんと松沢の共著で、比較死生学の論文を発表しました。
1990年に野生チンパンジーによる死児の世話を発見して以来のテーマで、 人間以外の動物が、死といかに向き合い死をどのように理解しているか、 公表されている関連研究を総覧した論文です。
以下のページからアブストラクトを読むことができます。
 >>英国の王立学会誌の該当ページへ(英語)
[2018.7.29 所長 松沢哲郎より]

■屋久島のニホンザルの腸内細菌を解析しました
動物の消化管には無数の腸内細菌が共生しており、 食べ物の消化を助けています。ヒトにはヒトの、 サルにはサルの、それぞれの食べ物に適した腸内細菌が住んでいます。 しかし、野生のニホンザルがどのような腸内細菌を持っているか、 詳細な解析がなされていませんでした。このたび、 JMCでも生息地研修をしている屋久島のニホンザルの腸内細菌を はじめて解析しました。JMCが発行する国際英文誌Primatesで報告しました。
 >>京都大学のサイトへ
[2018.7.23 学術部 早川卓志より]

■火打山(新潟県)と地獄谷野猿公苑(長野県)へ
7/17(火)〜7/20(金)、京都大学PWSの笹ヶ峰実習にスタッフ3名が参加しました。 道のない森の中を草をかき分けながら歩く「藪こぎ」や、 往復12時間をかけて火打山(標高2461.7m)登山をおこないました。
また最終日には温泉に入るサルで非常に有名な地獄谷野猿公苑を訪ねました。 暑いこの時期には積極的に温泉に入るわけではありませんが、 まだ若い個体が飛び込んで遊ぶ様子を見ることができました。
[2018.7.21 学術部 新宅勇太より]

■第34回日本霊長類学会大会に参加しました
7/13(金)〜7/15(日)に武蔵野大学にて第34回日本霊長類学会大会が開催され、JMCからは口頭で3題、ポスターで5題を発表しました。 また連携研究の成果もたくさん発表され、なんと優秀発表賞4件のうち3件が連携研究によるものでした!! 展示ブースにもたくさんの方にお越しいただきました。
赤見は7/16(月・祝)に開催されたエクスカーション「房総半島ニホンザル観察会 〜アカゲザル交雑問題を考える」にも参加し、 交雑が進んだ難しい状況とさまざまな方の取り組みを知ることができました。
[2018.7.21 学術部 赤見理恵より]

■ハヌマンラングールのサミーが死亡しました
7/1(日)にハヌマンラングールのサミー(♂)が死亡いたしました。 いつも食欲旺盛で、食事の前になると涎が止まらず、枝葉をあげると枝まで食べることもあったサミーですが、 2009年に生まれ、2015年に当園にやってきた国内では最後の♂で、日本モンキーセンターでもハヌマンラングールとして最後の個体でした。 2017年には甲子猿にも出場し、白くて尻尾の長い姿は、アジア館でも非常に大きな存在でした。ありがとうございました。心からご冥福をお祈りいたします。
[2018.7.13 附属動物園部 舟橋 昂より]

■コアラの全ゲノム配列解析プロジェクトに参加しました
オーストラリア博物館が指揮する「コアラゲノムコンソーシアム」に参加し、 コアラの全ゲノム配列解析の共同研究をおこないました。
コアラはユーカリの樹の上で、有毒な葉を食べて暮らす不思議な動物です。 私もコンソーシアムメンバーの一人として、コアラの味覚に関わる遺伝子を解析し、 コアラの苦味感覚が遺伝子レベルで進化していて、ユーカリの毒を識別することに役立っている可能性があることがわかりました。 国際共同研究の成果として論文が出版されました。 コアラは霊長類ではありませんが、樹上生活が基本ということが似ています。 今後の比較研究が期待できます。
 >>京都大学のサイトへ(日本語)
 >>掲載論文のサイトへ(英語)
[2018.7.3 学術部 早川卓志より]

■飼育技術者研修会に参加しました
6/21(木)、6/22(金)に日本動物園水族館協会中部ブロックの動物園、水族館に属する飼育員の研修会が長野県大町市で開催され、参加してきました。 AR(拡張現実)技術を使った展示や、新施設をどういう意図で設計していったかなど、 他の動物園水族館の取り組みを知ることができました。 また開催館となった大町山岳博物館の展示は、今にも動き出しそうな標本など様々な部分で興味深く、とても有意義な研修会でした!
[2018.7.2 附属動物園部 土性亮賀より]

■ユニーエコ博に開催協力しました
6/30(土)〜7/1(日)にアクアウォーク大垣にて「エコ博」が開催されました。 テーマは「100年後の子ども達のためにSDGs」です。
日本モンキーセンターからはスタッフ2名とケヅメリクガメ、モルモット、アカハライモリたちが出張し、 ブースで活動紹介や小動物観察を、ステージで「サルのおはなしと動物クイズ」をおこないました。
[2018.7.2 学術部 赤見理恵より]

■霊長類研究所の事務職員の皆さんがご来園されました
6/25(月)の午後、お隣の霊長類研究所の職員の皆さま18名が、モンキーセンターを見学されました。
研究者や大学院生の方は、研究でモンキーセンターにいらっしゃることも多いですが、 事務職員の皆さまが来ることはあまり多くありません。 梅雨の季節が心配でしたが猛暑日の一日となり、サルたちの様子を思う存分に見ていただき、 両機関の交流を深めることができました。
[2018.6.29 学術部 早川卓志より]

■西日本動物園水族館両生爬虫類会議に参加しました
6/20(水)〜6/21(木)にかけて、名古屋市東山動植物園で開催された「第22回西日本動物園水族館両生爬虫類会議」 に参加、口頭発表をしてきました。 今回は、飼育繁殖だけではなく、教育普及活動やデータベースに関する発表があり、 他園館で取り組んでいる事例についての情報を共有、活発な議論をしました。 難しい話をしたあとは、楽しい懇親会とオークションが夜遅くまで続きました。
[2018.6.29 附属動物園部 小泉有希より]

■チンパンジー計画推進会議に参加しました
チンパンジーの会議に参加してきました。 チンパンジーの個体のこと、これからの飼育環境のことなどを参加者のみなさんと話し合う場です。
開催場所の旭山動物園さんのチンパンジーにもあってきました。 暖かい陽射しと涼しい風の中、オスたちはまったり日光浴、メスはせっせとグルーミング、こどもは元気に遊んでいました。
[2018.6.26 附属動物園部 廣澤麻里より]

■手話を覚えたゴリラ「ココ」の訃報
アメリカ・カリフォルニア州のゴリラ財団で、手話を覚えたゴリラの「ココ」が逝去しました。46歳でした。 ココは1971/7/4にサンフランシスコ動物園で生まれた、女性のニシローランドゴリラです。 フランシーヌ・パターソン博士から手話を教わり、人間と手話で会話ができるとされていました。 ご冥福をお祈りいたします。
現在開催中の特別展「PrimArt 霊長類アート展」では、ココが描いた絵を展示中です。 7/7(土)〜9/2(日)の第2期からは作品を入れ替える予定でしたが、追悼の意を込め、ココの作品は展示を続けます。
 >>チンパンジー・アイのサイトへ(日本語)
 >>ゴリラ財団のサイトへ(英語)
[2018.6.23 所長 松沢哲郎より]

■「分かちあう心の進化」を刊行しました
6/14(木)に岩波科学ライブラリー「分かちあう心の進化」を刊行しました。
すべての生命は進化を通してつながっている。 人の心の何が特別で、どんな道すじで今あるような人の心が生まれたのかを知るために、 人間にもっとも近いチンパンジー、ボノボに始まり、ゴリラ、オランウータン、霊長類、哺乳類……と比較の輪を広げていこう。 そこから見えてきた言語や芸術の本質、暴力の起源、そして愛とは。
詳細は以下の岩波書店のサイトをご覧ください。
園内のビジターセンターでも販売予定です。
 >>岩波書店のサイト内の書籍紹介ページへ
[2018.6.18 所長 松沢哲郎より]

■全国規模の塗装ボランティア団体「塗魂ペインターズ」がJMCで活躍!
全国から100名以上の「ペインターズ」が集まり、第100回目のボランティアとして園内のあらゆる場所をきれいに塗装して下さいました。メインはアフリカセンターの真っ赤な壁。雨に降られた日もありましたが、みなさんの愛と情熱で、真っ赤だった壁が美しい緑色に変わりました。
全国から集まって下さった塗魂ペインターズのみなさま、塗料を提供くださった会社の方々、足場を組んでくださった会社の方々、その他、かかわって下さった多くのみなさまに感謝の気持ちでいっぱいです。
  >>塗魂ペインターズ・ボランティア第100弾概要
[2018.6.1 事務部 今井由香より]

■ 雑誌「モンキー」3巻1号を発刊しました!
6/1(金)に、通算9号目となる「モンキー」3巻1号を発刊しました! 今号から4ページ増やし、29ページになりました。山極壽一氏の「ぼくはこうしてゴリラになった」や 幸島司郎氏の「氷河からアマゾンまで」など人気の連載のほか、 今号ではラマン・スクマール氏による「飼育下ゾウの福祉に対する4つの指針」や書評なども掲載しています。
雑誌「モンキー」は今号から1冊400円です。送料込みのお得な定期購読も受け付けています。 目次や購読方法は以下をご覧ください。
 >>雑誌「モンキー」のページへ
[2018.6.1 学術部 赤見理恵より]

■Primates 5月号が出ました
Primatesは日本モンキーセンターが発行する国際学術雑誌です。 霊長類専門としては世界で最も古い歴史を持ち、世界中から投稿がなされています。
5月号には先日報道でも取り上げられた「温泉に入ることがニホンザルのストレスの軽減につながる」のではという論文等が載っています。
詳しくは以下をクリックしてご覧ください。
  >>英文学術雑誌「Primates」の紹介ページへ
[2018.5.26 学術部 古賀典子より]

■ボンネットモンキーに赤ちゃんがうまれました!
4/25(水)にボンネットモンキーで赤ちゃんがうまれました。 お母さんのティンハオは、初めての出産と子育てで、最初は抱きかたも授乳も不安でしたが、 出産経験豊富な仲間に囲まれて、今ではしっかりと子育てしています。 まだまだ小さく、髪型も出来上がっておりませんが、元気に動きまわるボンネットモンキーの赤ちゃんを、ぜひ見にきてください!
[2018.5.24 附属動物園部 舟橋昂より]

■犬山北小学校の1日モンキーデー
5/9(水)の休園日に、毎年恒例となった犬山北小学校の「1日モンキーデー」をおこないまいた。 当日は、学校を出発する時間まで雨が残り到着が少し遅れましたが、そのあとは快晴で、 気持ちよく1日を過ごすことができました。
1年生はテナガザルの、2年生はチンパンジーやゴリラのガイドを聞きました。 3年生から6年生は先生とキュレーターが連携して、各学年に合わせた理科の発展学習をおこないました。 毎年ステップアップしていく子どもたちの成長が楽しみです。
[2018.5.10 学術部 赤見理恵より]

■チンパンジーの手ぬぐいができました!
5月から始まる「チンパンジーフェスティバル」にあわせて、モンキーセンターのチンパンジーたちがデザインされた「手ぬぐい」ができました!
こどもはマモル、こどもを抱っこしているのはマルコ、口が開いているのはツトム、目がたれているのはマリリン…と、個体識別ができるぐらい描き分けています。
5月1日よりビジターセンターで1枚1000円、100枚限定販売です。買い忘れのないようご注意ください!!

[2018.4.28 学術部 江藤彩子より]

■飼育員の手作り! ツリーハウスオープン!!
明日4/28(土)に、3階建てのツリーハウスがオープンします!
低コストに収めつつ自分たちの思いを自由に形にするために、設計から製作まで、すべての作業を飼育員がおこないました。
このツリーハウスを来園者の方々に当日予約制で独り占めしていただけます! 樹上でお弁当を食べたり、お昼寝をしたり、時間の使い方は自由です。 樹上でくらすサルたちの気分があじわえます。ツリーハウスで自分たちだけの時間を過ごしてみませんか。
詳しくは以下のページをご覧ください。
 >>ツリーハウスのページへ
[2018.4.27 附属動物園部 営繕班より]

■明和高校1年生全員がJMCで学びました!
4/20(金)に、愛知県立明和高校の1年生360名が「探求活動ガイダンス」として来園しました。 午前中は別会場にて所長の松沢による講演会を聴き、午後からはJMCに来園して、霊長類の観察や研究者との交流をしました。 PWS履修生やJMCのキュレーター、飼育員によるショートガイドは、園内16カ所で各4回開催。 自分の興味に合った研究者と交流することで、研究の視点やおもしろさを学んでいただけたのではないかと思います。この授業は、PWSの高大連携プロジェクトの一環として実施されました。
 >>PWSの高大連携プロジェクトのページへ
[2018.4.26 学術部 赤見理恵より]

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※日本の動物園等で飼育されている霊長類の種数は102種類です。(2015年3月31日時点、GAIN調べ。種間雑種その他の分類不明なものは除く。)
公益財団法人 日本モンキーセンター
〒484-0081 愛知県犬山市犬山官林26番地 TEL:0568-61-2327 FAX:0568-62-6823
動物取扱業:公益財団法人日本モンキーセンター 愛知県犬山市大字犬山字官林26番地
業種:展示 動尾第510号 業種:貸出し 動尾第509号 登録:平成19年5月31日 有効:平成34年5月30日 取扱責任者:木村直人